非公開求人を狙え！現役就労支援員が解説する情報収集テクニック

「求人サイトを見ても、ピンとくる仕事がない…」「本当に自分に合った職場って、どこで見つけるの？」

そんな悩みを抱える方に向けて、今回は“非公開求人”に焦点を当てた情報収集テクニックを、現役の就労支援員である筆者が解説します。

非公開求人とは、求人サイトや一般公開されていない求人情報のこと。

企業が直接採用したい場合や、条件が特殊な場合などに使われることが多く、実は「本命求人」が眠っている可能性もあります。

非公開求人とは？公開求人との違い

項目	公開求人	非公開求人
掲載場所	求人サイト、ハローワーク	エージェント、支援機関、企業内
応募者数	多い（競争率高）	少ない（選考が丁寧）
情報の深さ	基本情報のみ	職場環境・支援体制など詳細あり

非公開求人は、情報が限られている分、信頼できるルートからの情報収集が重要になります。

また、転職エージェントでは業界の中でも最大手、リクルートエージェントにまずは登録することがおすすめです。

非公開求人を探す6つのテクニック

1. 就労移行支援事業所を活用する

就労移行支援では、企業との連携や支援員のネットワークを通じて、一般には出回らない求人情報を得られることがあります。特に障害者雇用に理解のある企業とのつながりが強く、職場見学や実習を通じてマッチングが進むケースもあります。

就労移行支援については以下の記事で詳しく解説しています↓↓

2. 支援員からのアプローチを活用する

支援員は、あなたの強みや希望条件を把握した上で、企業に対して「この方に合う職場はありませんか？」とアプローチしてくれる存在です。求人票がなくても、企業側が「この人なら採用したい」と動くこともあります。

そのためには、日頃から支援員との信頼関係を築き、希望条件を明確に伝えておくことが重要です。

3. 自分の中で優先条件を整理する

非公開求人は情報が少ないため、選択肢が出てきたときに「何を優先するか」が明確でないと迷ってしまいます。以下のような項目を事前に整理しておきましょう。

優先項目	例
勤務時間	週20時間以内、午前のみなど
通勤距離	自宅から30分以内
職場環境	静かな環境、個別配慮あり
業務内容	PC作業中心、接客なしなど

4. メモ帳を持参して情報を逃さない

支援員との面談や企業見学の際、ちょっとした会話の中に「非公開求人」のヒントが隠れていることがあります。

「実は来月、○○の部署で人を探していて…」

こうした情報は求人票には載らない“生の情報”です。メモ帳を持参し、気づきを逃さないようにしましょう。

ハローワークや企業見学の際、メモを取っているかはかなり重要視されています。そこでメモを取ることで印象UPになり、非公開求人の案内にも繋がりやすくなります。

5. ハローワークの障害者窓口を活用する

ハローワークにも、非公開求人に近い情報が眠っています。特に障害者窓口では、企業との直接的なやり取りがあるため、求人票に載っていない「配慮内容」や「職場の雰囲気」などを教えてもらえることがあります。

6. 勤怠の安定が最大のアピールになる

非公開求人は、企業が「この人なら安心して任せられる」と思ったときに生まれることがあります。
そのため、就労移行支援などで「毎日通所している」「時間通りに活動できている」といった勤怠の安定は、最大のアピールポイントになります。

企業は「スキル」よりも「安定して働けるか」を重視する傾向があるため、日々の積み重ねが求人獲得につながるのです。

また、障害者の就職の場合は、アットジーピーにまずは登録して進めることがおすすめです。

まとめ：非公開求人は“人”と“情報”のつながりで見つかる

非公開求人は、求人サイトを眺めているだけでは見つかりません。

支援員との信頼関係、就労移行での勤怠安定、ハローワークの活用など、情報収集の“ルート”を意識することで、あなたに合った職場に出会える可能性が広がります。

最後に、今回紹介したテクニックをもう一度まとめておきます。

「求人票にない仕事」にこそ、あなたにぴったりの職場があるかもしれません。

ぜひ、この記事を参考に“非公開求人”という選択肢を広げてみましょう。

また、無料で転職のサポートをしてくれる転職エージェントについては以下の記事で解説していますので、是非読んでみましょう。