もしかして軽度自閉症?大人向けセルフチェックと注意点

もしかして軽度自閉症?と悩む大人の女性がセルフチェックを考えている様子

「人との会話がうまく噛み合わない」「職場でなぜか浮いてしまう」「頑張っているのに生きづらい」
そんな違和感を長年抱えながら、大人になってから「もしかして軽度自閉症(ASD)なのでは?」と感じる人は少なくありません。

近年、発達障害に関する理解が広まり、子どもの頃には気づかれなかった軽度自閉症が、大人になってから分かるケースも増えています。

この記事では、以下をわかりやすく解説します。

  • 大人の軽度自閉症でよく見られる特徴
  • セルフチェックリスト
  • チェック結果を見るときの注意点
  • 受診を考える目安

※本記事は診断を目的とするものではありません。あくまで「気づき」のための情報です。

目次

軽度自閉症(ASD)とは?大人になってから気づくことも多い

支援員

軽度自閉症は、現在では自閉スペクトラム症(ASD)と呼ばれています。


知的発達に大きな遅れがなく、日常生活や仕事が一見できているため、周囲からも本人からも気づかれにくいのが特徴です。

大人の軽度自閉症が見逃されやすい理由

  • 勉強や仕事はある程度こなせていた
  • 「変わっている」「真面目すぎる性格」と片づけられてきた
  • 努力や我慢で何とか適応してきた

しかし、社会に出て人間関係や環境の変化が増えることで、生きづらさが強まり、自分で違和感に気づくケースが多くなります。

大人の軽度自閉症セルフチェックリスト

以下は、大人の軽度自閉症でよく見られる傾向をもとにしたセルフチェックです。
当てはまる項目が多いからといって、必ずしも軽度自閉症とは限りません。

支援員

参考として、当てはまる数を数えてみましょう。

【コミュニケーション・対人関係】

  • 雑談や世間話が苦手で、何を話せばいいかわからない
  • 相手の表情や空気を読むのが難しい
  • 冗談や皮肉を真に受けてしまうことがある
  • 会話が一方的になりやすいと言われる
  • 人付き合いの後、強い疲労感が出る

【仕事・日常生活】

  1. 急な予定変更があると強いストレスを感じる
  2. マルチタスクが苦手で混乱しやすい
  3. 曖昧な指示が理解しづらい
  4. こだわりが強く、自分なりのやり方を崩しにくい
  5. 細かいミスや指摘に強く落ち込む

【感覚の過敏さ】

  1. 大きな音や人混みが極端に苦手
  2. 特定の匂いや光に強い不快感を覚える
  3. 服の素材やタグが気になって集中できない

【思考・興味の偏り】

  1. 特定の分野に強い興味があり、没頭しやすい
  2. ルールや手順を重視しすぎて柔軟に動けない
  3. 白黒はっきりさせないと気が済まない

チェック結果の目安(あくまで参考)

当てはまる数目安
0~5個軽度自閉症の可能性は低め
6~10個傾向が一部見られる
11個以上生きづらさの背景に発達特性がある可能性

重要なのは数の多さよりも「困りごとが生活に影響しているか」です。

セルフチェックをするときの注意点

支援員

軽度自閉症以外にも類似するものもあり、日常生活にどの程度困っているかも重要です。

① 自己判断で決めつけない

ネットのチェックリストだけで「自分は軽度自閉症だ」と断定するのは危険です。

  • ストレス
  • うつ・不安障害
  • HSPなどの気質

など、似た特徴を持つ状態もあります。

② 「生きづらさ」があるかを重視する

特性があっても、

  • 日常生活に困っていない
  • 仕事や人間関係が回っている

場合、診断や支援が不要なこともあります。

③ 子どもの頃を振り返ることも大切

軽度自閉症は先天的な特性です。

  • 子どもの頃から対人関係が苦手だった
  • 集団行動がつらかった

などの傾向があったかも重要なヒントになります。

先天性(せんてんせい、英: Congenital)とは、通常は生物の特定の性質が「生まれたときに備わっていること」「生まれつきにそうであること」という意味で用いられる。

参考:Wikipedia「先天性」

病院を受診したほうがいいのはどんなとき?

支援員

次のような場合は、専門医への相談を検討してもよいでしょう。

  • 仕事や生活に支障が出ている
  • 人間関係の失敗が繰り返される
  • 強いストレスや二次障害(うつなど)がある

二次障害については支援員が知っておきたい二次障害の予防と対応策の記事でも解説しています。

「軽度自閉症かも」と感じたときに大切な考え方

支援員

発達障害は悪いことではありません。視点を変えると強みになります。

特性=欠点ではない

軽度自閉症の特性は、

  • 集中力
  • 論理的思考
  • 誠実さ

といった強みにもなります。

また、視点を変える方法としてはリフレーミングという方法もあります。

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環境が合っていないだけの場合も多い

「能力が低い」のではなく、環境や仕事のやり方が合っていないだけのケースも少なくありません。

場合によっては職場環境を変えたり、定着支援などのサポートを受けることで働きやすくなることもあります。

もし就労移行支援事業所などを利用したことがない方は「【現役支援員が本音で解説】おすすめの就労移行支援事業所!まずは無料見学から」の記事でポイントを解説していますので見てみましょう。

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まとめ|セルフチェックは「気づき」のための第一歩

支援員

軽度自閉症は、私が支援しているご利用者の方にも大人になってから気づく方も多くいます。気になった方は、一度診断して、先生からの助言をいただくことをおすすめします。

まとめ
  • 大人の軽度自閉症は気づかれにくい
  • セルフチェックは診断ではない
  • 困りごとがあるかどうかが重要
  • 必要なら専門家に相談する

「自分を責めるため」ではなく、自分を理解し、楽に生きるためのヒントとして活用していきましょう。

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