フローチャートのメリット。どんなときに使うの?
仕事においてフローチャートは便利です。
しかし、「フローチャートってなんで作るのか」や「どんなときに使うと便利なのか」って知らない人も多いです。
そこでこの記事ではフローチャートのメリットや実際に使う場所についてお伝えします。
フローチャートって何?
フローチャートとは、業務の流れや手順などを図で示したものです。
主に「長丸」や「長方形」「ひし型」「矢印」などシンプルな図形で書かれていて、手書きで書く人もいればパワーポイントやエクセル、「draw.il」などのツールを使って作成することもあります。
フローチャートが使われる場所
実際によく使わる場所では「プログラミング」と「業務フロー」での2種類があります。
プログラミングはPHPやRubyといった専門のプログラミング言語もありますが、エクセルのVBAなどでもフローチャートは活用されます。
それぞれのメリットとしては少し違いますので、両方についてお話します。
プログラミングでのメリット
プログラミングでは以下のメリットがあります。
- きれいなコードが書ける
- コードが早く書ける
- 保守・メンテナンスにも良い
例えばアンケートの送信フォームの場合・・・
未入力や感想を10文字未満のときにメッセージを出したいとします。
きれいなコードが書ける
プログラミングをする場合はIFなどを使用して条件分岐することが必ず起きますが、場合によって向いている書き方は違います。
- IFのネストを使うのか
- Caseを使うのか
- 変数はどの型にするのか
- コードを複数に分割するのか
イメージが沸かない方は「そんなものがある」という程度でかまいません。」
吉良
コードが早く書ける
条件分岐をするならユーザーが入力した直後なのか。それとも入力ボタンを押したときに条件を分岐するのか。
また、そのコードは他のコードでも使うことがあるのかなどを視覚化することでスピードが上がります。
コードが複雑になればなるほどフローチャートは威力を発揮するようになるので、初心者のうちから慣れておくといいでしょう。
保守・メンテナンス
プログラミングをしててよく思うのが、他人が書いたコードほど難しいものはありません。
人によって書き方の特徴があるのですが、基本的にみんなコメントを残します。
プログラムを入力する場所には、プログラムと関係のなく自由に説明文を残すことができます。
(言語などによってコメントの書き方は違う)
丁寧な人であれば「ここからアンケートのフォーム」「ここまでアンケートのフォーム」など分かりやすくコメントを残している人もいますし、エクセルVBAなどでもプログラムの書く順番を自由にできるので、全体の流れを知ってて書くことでメンテナンスをしやすいコードを書けます。
業務フローでのメリット
業務フローでは以下のようなメリットがあります。
- 全体の流れが分かる
- 問題点の分岐
- 新規プロジェクトに有効
全体の流れがわかる
フローチャートをすることで全体の流れが視覚化されます。
ふだん自分の部署の仕事内容はわかりますが、ほかの作業者の手順や会社全体の流れって何となくしかイメージが沸かないですよね?
会社の中でも管理職の方などは必須となります。
問題点の分析
部署内だけでもフローチャートは便利です。
例えば製造でのNC機械作業者であれば
- 部品の傷確認
- 図面確認
- 加工手順を考える
- 段取り
- プログラム入力
- 加工
- チェック
このように流れがありますが、正確にはもっとかなり複雑です。
最初に傷があれば前工程に報告ですし、チェックをしたときにミスが発覚すれば再製作となります。
ミスが多い部署であれば「加工前になぜチェックをしないのか」というように問題点が明確になります。
新規プロジェクト
過去に実績のない業務をするときには必ずフローチャートが必要となります。
例えば僕の体験談であれば「会社の標準BOX作成」といった業務にも携わったのですが、頭の中だけで進むのは現実的に不可能です。
- Aタイプの条件
- Bタイプの条件
- Cタイプの条件
- Dタイプの条件
- Eタイプの条件
フローチャートをすることで全体の流れ、問題点、条件分岐など多くの情報が分かるようになります。
まとめ
この記事ではフローチャートのメリットについてお話しました。
フローチャート【プログラミングや業務にメリット】
- きれいなコードが欠ける
- コードが早く書ける
- 保守・メンテナンス
- 全体の流れがわかる
- 問題点の分析
- 新規プロジェクトで見える可
フローチャートは最初はめんどくさいと思うかもしれませんが、やってみるとかなり便利です。
手書きで簡単に書くのでもいいので、まずは実際にやってみましょう。