「できない」「やらない」「分からない」仕事で言うと怖い3つの言葉
仕事をしているとつい言ってしまう「できない」「やらない」「分からない」という言葉。
しかし、この3つの言葉を使うメリットはありませんし、会社では自分の居場所をどんどん狭くしてしまいます。
そこで今回はこの3つの言葉の怖い点と、使わないための方法を紹介します。
【仕事上の言葉】
ほんの小さな言葉でも気にする上司は多い。言い換えることで仕事をスムーズに!
「できない」と言っても結局やらされる
これまで何度も仕事でできないと思った瞬間はありますが、基本的に上司に「これは自分にはできません」と言ってもやらされます。
なぜなら上司も相手に「これならできる」と思って仕事を渡しているのですから、できないということは「上司の判断が間違っている」と伝えることにもつながります。
「やらない」は怖いほど評価を落とす
上司や先輩の指示をやらなかったとき。普段温厚な人でも態度にでるほど機嫌が悪くなります。
言葉にして指導される場合もありますが、言わない上司というのも以下のように行動として現れます。
- 次から責任のある仕事は渡されない
- 給料査定に影響
- 部署異動の対象者へ
- 指示しても聞かないと思われる
「分からない」という直接的な言葉は嫌われる
難易度の高い仕事だとしても、「わかりません」と直接的に言うと嫌われます。
また、何度も質問しすぎるのも相手の仕事の手を止めさせるので不機嫌にさせてしまいます。
よく新人が言われやすいのが「一から十まで言わないと分からないのか」という言葉。
新人からするとかなり腹の立つ言葉ですが、新人の気持ちが分からなくなってしまったデキない上司はよくこの言葉を使います。
仕事では3つの言葉を言い換える
分からない仕事や難しい仕事でも、言い方などを少し変えることで相手の言動も変わります。
仕事上人間関係は悪いよりも良い方が楽なため、まずは自分の言葉を工夫してみましょう。
「できない」の言い換え
できないと思った時は以下のように言葉を言い換えます。
だめな言葉 | 言い換えた言葉 |
これは自分にはできません | 〇〇が分からないので教えてくれませんか |
納期に間に合いません | 納期を〇日まで伸ばしてもらえないでしょうか |
これは一人では無理です | 〇〇の作業だけ一緒にしてもらえないでしょうか |
難しくて分かりません | 時間をもらえないでしょうか |
「やらない」ときは事前に報告
やらないと言っても基本的に本人にも理由があってやらないものです。
なので、後で問題になるよりも、以下のように先手を打つことでトラブルを防げます。
- 「納期が厳しいため先にこちらの仕事を終わらせてからでもいいでしょうか」
- 「前回この手順でミスが起きたため、違う方法は試してもいいでしょうか」
- 「部長から先にこの指示を受けているのですが、どうしましょうか」
- 「お客さんから〇〇というように注意事項を聞いています」
上司は指示に従っていないのを自分が発見するとひどく腹を立てます。なので先に先手を打つことが重要です
吉良
「分からない」は聞き方を変える
分からないと思ってもまずは自分である程度考えなければいけません。
ただぼんやりとした聞き方では相手も「何が分からないのかが分からない」とイライラしてしまうため、できるだけ具体的に答えやすい聞き方をしなければいけません。
例えば「初めてなので分かりません」と聞くと関係が悪化しますが、以下のようなことを聞くとちゃんと答えてくれます。
- この加工はドリルでは入らないと思うのですが、他に方法はありますでしょうか
- 通常の金型では曲がらないのですが、このような分割を想定していますが確認お願いします
- 過去に類似の案件などはありますでしょうか
- 〇〇の操作方法を教えてください
先輩もある程度質問されることは想定しているため、質問すること自体は悪くありません。何を聞きたいかは事前に頭で整理してから伝えましょう
吉良
まとめ
この記事では「できない」「やらない」「分からない」の3つの言葉についてお話しました。
「できない」「やらない」「分からない」
- 「できない」と言っても結局やらされる
- 「やらない」は評価を落とす
- 「分からない」は嫌われる
- 言葉を言い換える
- 事前に先手を打つ
- ぼんやりではなく具体的に聞く
仕事において、信用を得るにはかなりの時間が必要となります。
そして、その信用は小さな言葉や行動の積み重ねによって成り立ちます。
つい言ってしまう「できない」という言葉ですが、今回の記事を参考に、少し違った言動で対策をしましょう。