仕事で話しかけるのが苦手。そんな自分が取り組んだ5つの対処法
仕事で上司や後輩、同期でも、基本的に人に話すのが苦手。本当は一人で仕事をする方が楽だけど、やっぱりコミュニケーションは取らないといけないと感じたりしませんか?
実は筆者はこのような悩みに長く悩んでいたことがあります。休憩中は車の中で休んだら楽ですし、なるべく一人でできる業務を選ぶと自分に向いていると感じていました。
しかし、実際の仕事では一人でできるのもは限られますし、いろんな人と話している同僚が何となくうらやましいと感じている自分がいました。
そんなときに実際に行った、話すのが苦手な自分が行った対策法を5つ紹介します。
どれか一つでも役立ちそうなものがあればいいなと思って今回は記事を書きました。
この記事を最後まで読んで、あなたに合う対処法を実際に行ってみましょう。
仕事で人と話すのが苦手な自分
筆者は20代の頃製造業で長く働いていましたが、そんなとき以下のように悩んでいました。
- 人とはなるべく最低限しか話したくない
- 話しかけるといっても何を話したらいいか分からない
- グループで話している輪に入れない
- みんなが仲良く話しているのが、何となく気になる
みんながワイワイ話しているのを見ていて、正直「うるさいなぁ」「給料泥棒」「自分はその中に入れなくてもいい」と思っていたものの、心の中では「自分もたまにはその輪に入りたい・・・」と思っていました。
仕事で分からないことがあったときや物を借りたいときも、やはり仲の良い同僚がいるかいないかで仕事のしやすさは全く違います。
とはいえ話しかけるのが苦手な自分はどうしたらいいか分からずかなり悩みました。
そこで、
この疑問が頭に浮かび、それが分かれば自分ももしかしたら同僚と話がしやすくなるんじゃないかと考えました。
話しかけられやすい人はどんな人?
複数の職場を見ましたが、どの会社でもいつも輪の中心になっている人が必ず何人かいました。
そこでよく観察していると、話しかけられやすい人は以下の3つの特徴があることに気づきました。
どんなこともしっかり話を聞いてくれる
業務の相談や小さな相談もそうですが、仕事の話以外でも雑談や天気の話など、どんな話しでも必ず相手の方を向いてしっかり話を聞いています。
特に話しかけられることが多い人は表情も違い、話しの中で笑顔になることが多いことにも気付きました。
否定をせず、肯定してくれる
中には「この人には話しかけたくない」という方もいます。
そんな人の特徴は「相手の意見の否定をする人」です。
逆に、周りの人の意見をどんなときもまずは肯定から始め、指摘をするにしても一度意見を肯定して認めた後に話をしていることに気づきました。
自分の話もしてくれる
心理学でいうと「自己開示」とも呼ばれるのですが、自分のことを話す人の周りの人は相手も自分のことを話します。
考えてみると、相手が初対面の営業の人にいきなり商品の話をされても信用ができないですよね?
同僚でも普段何をしているか分からない人にいきなり飲み会に誘われても不愉快でしかありません。
しかし、普段からよく自分のことを話され、「休日は〇〇のパン屋によく行く」「鬼滅の刃が好き」「朝が起きれなくてアラームを5分起きに1時間鳴らしている」というように聞いていると、その人のことが何となく知っているから安心感があります。
場合によっては自分の好きなものと一致することもありますので、今度話せる機会があったらパン屋の話をしてみようかななんて思ったりもします。
話すのが苦手から克服するための対処法
ここまでどんな人が話しかけられやすいか記載しました。
そのような人と同じことができればとも思ってしまいますが、そんな簡単にはいきませんよね。
実際コミュニケーション力の高い人の真似をしようと思っても、難しいと思いました。
そんな自分が取り組んだ苦手を克服するための対処法を5つ紹介します。
周りが興味を持っていることを知る
一つ目に行ったのは仕事場の人がどんなことに興味があり、何が好きか知ることです。
知るといっても自分から聞くことは苦手だったため、まずは同僚同士の会話を何となくインプットすることから始めました。
そしたら「月に1回ゴルフに行っている」「お子さんとトーマスのDVDを見ている」「財布を無くして困っている」というように少しずつ情報が耳に入りました。
知ろうと思っていなかったときはいつも記憶に残らなかったのですが、知ろうと思って周りの会話を聞くことで自分の耳に残るようになりました。
知識を増やす
相手がゴルフに興味を持っていても、正直自分には全く興味ありません。
しかしコミュニケーションを取るために、とりあえず5分だけネットで調べてみました。
必要な道具がいっぱいあって思ったよりお金がかかったり、練習場所がどこにあるのかも知ることで少しだけイメージが浮かぶようになりました。
ほんの少しではありますが、自分の知識が増えたことで同僚同士の会話が何を言っているのか意味が分かるようになりました。
うなずきと小さな笑顔を作る
表情って意外と大事です。
仕事から帰る前の「おつかれさまでした」の挨拶のときに、いつも笑顔の先輩がいて、その人の周りはいつも賑わっていました。
ただ、いきなり笑顔といっても難しいので、ほんの少し口角を上げるように意識するなど行いました。
また、人の会話に入れなくても、うなずきを入れることで時々話を振ってくれるようになりました。
相手を認める
心理学の勉強をしていた時に、返報性の原理と言う言葉を知りました。
これは相手に好意をもって接していると相手も自分に好意をもってくれるし、逆に相手に悪意をもつと相手も自分に悪意をもつという原理です。
仕事をしていると後輩や先輩など多くの人がいて、ついライバルのように敵視してしまうこともありました。
しかし、「この人にはこんな強みがある」と認めることで考え方も変わり、普段の自分の言葉が変わっただけでなく相手も自分に対して認めてくれるようになりました。
人は自分のことを話したい
最後に、自分の中で考え方を根本的に変えました。
人は誰でも自分のことを話したいという一面があり、自分に質問や興味をもってくれると嬉しいものだと知りました。
そこで、普段話さない同僚も、自分がプライベートのことを質問したら嬉しいものだと考えるようになったことで、自然と話しやすくなりました。
また、こちらは少し違った方面からの話しですが、今回の記事とは違った視点で話されているため、一度見てみましょう。
メンタリストDaiGoさんの動画ですが、こちらもおすすめです。
「人と話すのが苦手なのは錯覚!対人不安の意外すぎる真実とは」
まとめ
この記事では話すのが苦手な自分が行った対策法を5つ紹介ついてお話しました。
人と話すのは苦手でしたが、話せる人は少しでも多い方が仕事がやりやすくなります。
今回お伝えした対処法の中でも、使えそうなものを実践してみましょう。