職場の人間関係の悪化!転職を考える前にできる対処法は?
職場では自分の意見ばかり言う先輩や不満ばかり言う同僚、機嫌の上下が激しい人などいろんな方がいます。
できるなら関係を良好にしたいと思っていても、むしろ悪化してしまうこともよくあるでしょう。
転職するか悩むものですが、対処法があるなら知りたいものですよね。
そこでこの記事では職場の人間関係の悪化の事例と、悪化した後の対処法を紹介します。
普段とは違った視点で見ることで、新しい発見があるかもしれません。
職場の人間関係がつらい
エン・ジャパンでは、職場の人間関係について1万人からアンケートを取っています。
その調査によると転職経験者のなんと53%の人が人間関係がきっかけで転職した経験があると答えています。
特に人間関係の原因となる「上司」や「先輩」の人間関係では、以下の点で難しさを感じています。
引用元:エン・ジャパン 1万人に聞く「職場の人間関係」意識調査
威圧的な上司
私もかつて威圧的な上司に会った経験がありますが、プライドの高い上司では自分のコントロール下に置きたいという考えが強いです。
そのため少しでも上司の意向に反すると、厳しい威圧が待っています。
- 「何で指示通りにやらないんだ」
- 「1から10まで言わないと分からないのか」
- 「お前の性格が問題なんじゃないのか」
- 「反論するな」
ミスに対してのみ指導されるならいいのですが、性格や人格、過去の失敗なども指摘されると仕事が嫌になりますよね。
ですが上司や先輩も未熟な方が多く、日々の暴言から人間関係が悪化することもよくあります。
人間関係が悪化したあとの対処法
では、このような先輩や上司に対してどのように接していけばいいのか。
これには心理的戦略を含め、具体的な対処法を紹介します。
その中でも実行できそうなものを選択して実践してみましょう。
自己開示の返報性
趣味や好きなアニメの話など、自分のことを話すことを自己開示と言います
威圧的な先輩や上司でも実は後輩のことを知りたいと思うことはよくあり、コミュニケーションの取り方に悩んでいたりします。
そして心理学では自己開示をすると相手も自己開示をしやすくなると言われています。これを『自己開示の返報性』と呼びます。
つまり、まずはあなたから自分のことを話、相手とコミュニケーションをつかむきっかけを作りましょう。
ザイオンス効果を活用
初めて会った営業マンから車の営業をされても、あまり買いたいとは思いませんよね。
しかし、何度も顔を会わせて話をしたり、「無料点検」や「豆知識を教えてもらう」な会う回数を重ねることで「この人から車を買いたい」と思うようになります。
このように人が接触回数を増やすごとにその人に対して好印象を持つことを、『ザイオンス効果』と言います。
これは仕事でも簡単に応用ができます。
例えばホウレンソウのように報告や連絡をこまめにしたり、上司が工具などを探しているときなどに積極的に先に探して渡してみましょう。
この積み重ねが上司とのコミュニケーションをUPさせ、人間関係を良くさせていきます。
バンドワゴン効果
「みんな持っているから自分も欲しい」「みんな定時で帰っているから自分も帰りたい」というように、周囲の行動や言動に自分も合わせたいと思う心理
どうしても人間関係が悪化してしまった先輩がいた場合、その先輩と仲がいい人とコミュニケーションを取りましょう。
苦手になった先輩の周りの人たちを味方にすることで、バンドワゴン効果によって自然と苦手な先輩も同じ輪の中に入ってきます。
関係が悪化した先輩に直接アプローチするよりも、リスクがなく裏技的な方法です。それでも人間関係がつらくて転職したいなら?
「自己開示の返報性」や「ザイオンス効果」「バンドワゴン効果」など3つの心理的対処法を紹介しましたが、一度悪化した人間関係はなかなか改善されないこともあるでしょう。
5年や10年待てば改善されるかもしれなくても、そこまで待つには自分の精神が持たないということもあります。
一番大切なのはあなたの体調なので、精神疾患になるぐらいなら転職も視野に入れることが必要です。
自分の強みを見つける
あなたの強みを5つ紙に書いてください。
次に、家族や友人などにあなたの強みを5つ書いてもらってください。
実はこれを実行した場合、ほとんどの人は他の人に書いてもらった強みで意外な発見をします。そして、多くの人は自分の強みを自分で書くことができません。
メンタリストDaiGoの著書『超客観力』でも紹介されていますが、人は自分自身を客観的に見ることを苦手としています
そこで無料で利用できるツールを使いましょう。
おすすめなのはリクナビNEXTの『グッドポイント診断』です。僕の場合では『受容力』や『親密性』など新しい発見があり、具体的なコメントもとても参考になりました。
ハローワークってブラック企業ばかり?
転職を考えた時、一番最初に利用するのはハローワークではないでしょうか。
多くの人は「ハローワークは良い案件がない」と不満を持ちます。もちろんハローワークでも良い案件はあるのですが、転職エージェントの案件の方が好条件の案件が多いのは事実です。
なぜならハローワークは企業が無料で募集することができるため資金力のない企業もどんどん求人を出します。
それに対して転職エージェントに求人を出す企業は人材に投資できる企業が多いのが特徴です。
以下は転職エージェントを無料で受けられるサポートや利用するメリットを表にしました。
受けられるサポート | 利用するメリット |
非公開求人の閲覧、応募 | 選択肢が広がる |
希望職種相談 | 客観的な視点がもらえる |
応募書類の添削 | ライバルとの差別化 |
面接練習 | 自信がつく。様々な面接の質問を学べる |
求人票に載っていない情報を提供 | 社風や人間関係なども聞ける |
今では無名の転職エージェントや取り扱う求人が少ないエージェントも多数う存在しますので、どれを活用したらいいのか悩みますよね。
そこで当サイトで一番お勧めしているのは、転職成功実績No1のリクルートエージェントです。
膨大な転職成功実績からアドバイザーの質が高くなるのも特徴で、業種にこだわらず豊富な求人を見ることができます。
本格的に転職をする前に、まずは登録して職種相談するだけの利用でも便利です。
まとめ
この記事では職場の人間関係の悪化の事例と、悪化した後の対処法についてお話しました。
先輩や上司の人間性が問題なければ、今回紹介した3つの心理的対処法が有効です。
しかし、中には普通が通じない先輩や、どうしても悪化した人間関係が取り戻せない方もいるでしょう。
その場合は無理に頑張るよりも、自身の健康を優先してください。
転職は新しい視野が広がりますし、新しいスキルも身に付きます。
人生に答えはないので、いろいろな方向性を探っていきましょう。