取締役を辞めるために社員が取った方法とその結果
仕事を全くしない取締役。不満をもつ社員は多く、しかも社内をめちゃくちゃにされることもありました。
そして、取締役を辞めさせようと社員が一丸となったので、その内容と結果を報告します。
取締役を辞めさせたい!
まず、取締役を辞めさせたいと思った理由を説明します。
僕が実際に働いていたのは製造業で従業員は50人もいない小さな工場です。
人間なので合性はもちろんありましたが、ほぼ全員が不満や疑問をもつ取締役が一人いました。
仕事を全くしない
その取締役はいつも工場内の席に座っているのに、仕事を全くしようとしません。
新人が入れば常に説教や世間話を数時間し、誰かがミスをすれば同じ話を何度も重ねて説教します。
また、取締役が座っている部署の作業者が休んだりどんなに忙しくても絶対に取締役は仕事を手伝おうとはしませんでした。
ベテラン社員の話によると、「取締役にもなって現場の作業をするというのはプライドが邪魔をする」と言っていました。
吉良
人間関係をめちゃくちゃにする
問題なのはその人個人だけではなく周りをぐちゃぐちゃにすることです。
例えば
などと社員に言ったりしているのですが、実際は少し意見が分かれただけで二人の関係は良好でした。
しかしそれを聞くと先輩側は嫌な思いをするわけで、後輩側が必死に説明をしにいくことになりました。
しかも積み重なれば人間関係の崩壊の火種となります
他にも仕事の指示や受注など問題だらけの取締役だったので、みんな仕事を振り回されていました
吉良
取締役員を辞めさせるために取った行動
不満を持った社員たちは日が経つごとに増えていき、いつしか
と考え行動するようになりました。
管理職を味方につける
まず最初に取った行動は見方を増やすことです。
一般社員が団結しても何も変わらないため、経験年数が社内で上位となる管理職を味方につけることにしました。
やはり管理職の方たちもその取締役の行動には不満を持っていました。
嫌な仕事を回す
管理職の協力を得て、嫌な仕事や責任的に面倒な仕事は取締役に行くように仕向けました。
しかしこれは残念ながらうまくいきませんでした。
取締役は地位も権限もあるので、やりたくない仕事は結局他の社員に丸投げをするので、管理職も考え直すしかありませんでした。
会社全体でアンケートを取る
いろいろ考えた結果、ある営業の社員がみんなにアンケートを取りました。
項目はかなり細かく設定し、最後の方は
- 辞めさせたい
- 取締役から下げたい
- 現状のままでいい
このようにストレートな質問をしていました。
そして、ほとんどの社員が辞めさせたいという集計が集まりました。
社長に報告!
ここまでくれば社長にアンケート結果の報告です。
後日社長から会議の日程と場所の連絡があり、その日に話し合いが行われました。
かんたんな構図は
という感じです。
社員は今までの不満や事実をぶちまけ、社長は逆に取り締まりをかばう発言をして平行線です。
内容が内容だけに、朝から残業時間までずっとその話し合いは行われました。
結果・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
社長の勝ちです。
やはり最終的な権限をもつ社長の心を動かすには一歩届きませんでした。
しかし、これだけ社員が不満を持っているという事実は確実に社長には伝わっています。
さいごに
この記事では取締役を辞めさせるためにとった行動についてお話しました。
今回は残念ながら失敗に終わり、普段通り取締役はまた出勤しています。
ただ、社員がこうして一つの行動のために一丸となったのは良い経験だと思います。
今後どうするかは課題となってしまったのですが・・・。
会社の中で取締役というのは社長の次に高い位置です。
現実的には辞めさせるという方法よりも、他の方法を考えた方が得策かもしれません。
会社からお金をもらうサラリーマンにはつらいことですが、不満をもつ取締役ともどうにかうまく対処する方法を考えていきましょう。