新人にうまく教えれないときの解決方法
会社に新人が入ってくると「教えたつもりでも伝わらない」「どう伝えたら覚えてくれるからない」「うまく教えれない」
こんな悩みを持つことがあるでしょう。
このような悩みは実際に多くの方が抱えているため、今回はその疑問の解決方法をお伝えします。
【新人教育について】
最初はなかなかうまくいかないもの。ただし教え方を工夫することで覚えるスピードは変わる。
新人にうまく教えれない
会社で勤務年数が長くなると「教えられる側」から「教える側」になります。
しかし、自分にとっては分かりやすく伝えたつもりでも全く伝わらないという経験はありますよね?
人に何かを教えるというのは意外と難しく、多くの人が新人教育にストレスを持ちます。
同僚とは吸収力が違う
同期の社員や先輩に初めてのことを伝えるときと、同じ要領で新人に教えるとほぼ理解できません。
あなたや他の社員からすると当たり前のような内容でも、新人からしたら難しい専門用語に聞こえます。
また、人間関係にもまだ慣れていないために、緊張して何度も聞いてしまうということも多々あります。
人に教えるときには「その人に合った教え方というのが存在します。」
吉良
新人へ教える方法
まずは業務の直接的な解決方法を5つお伝えします。
全体の流れを教える
入社したばかりの新人からすると、これからどんな仕事をして自分が何をしていくのか。
今は何の仕事をしているかなど全く分かりません。
例えば製造現場であれば
「営業が受注」→「設計」→「製造」「検査」→「納品」→「保守・メンテナンス」
のように各工程がすべて完了して成り立ちます。
全体の流れを教えた後は、自分の部署の仕事内容やこれから作業してもらう内容まで説明しましょう。
吉良
ステップを踏む
新人にいきなり難易度の高いものを教えても挫折します。
また、簡単なものだけをずっとさせていてもスキルは上がりません。
徐々に与える仕事のレベルを上げることでスキルが自然と上がります。
いつレベルを上げるかを判断するのは難しいものです。ポイントとしては「今の仕事でミスをしなくなった」「同じ業務のスピードが他の社員に近づいた」「自分で手順を工夫できるようになった」という状態になれば与える仕事レベルを上げましょう。
理由を必ず伝える
よくあるのが
というように用件だけ伝えること。
これは教える側からすれば本当に楽ですが、教育という意味では必ず理由を伝えなければいけません。
例えば「過去にクレーム実績がある」「労災事故が起きている」というように理由を伝えればスムーズに覚えれるものです。
このような重要事項でなくても「なぜこの手順で作業する必要があるのか」など理由を教えるように心がけましょう。
見本を見せる
口で言うよりも見せた方が説得力が増します。
初めて教えることなどは見本を見せ、その直後に実際に作業してもらうことで覚えやすくなります。
はっきりと言い切る
教える側の立場の人が自信なさそうに言っていると頼りなく感じますよね?
これは重要なことであり、「他の人が言うと違うかもだけど」や「~だと思うけど」のように自分に保険をかける言い方は避けましょう。
たとえ間違いがあったとしても、はっきりと言い切る人には信頼感が生まれます。
実務的なことはわかりましたけど、やっぱり人間関係も大事ですか?
春川
もちろん必要です。先輩と後輩の間に壁があると、同じやり方でも伝わり方が変わります。なのでコミュニケーションも深めることが必要です。
吉良
コミュニケーションでも伝わり方が変わる
「仕事が完璧でプライベートは謎」という先輩と「人柄も分かる。過去に失敗もしているけど努力して仕事できる人になっている」という先輩。
どちらの指導を受けたいかというと、もちろん後者ですよね。
失敗談を伝える
先輩や上司という立場になるとつい
というような話をしたくなります。
しかし、これは新人にとってはただの自慢話には聞こえません。
好かれる先輩というのは
というように失敗談も話してくれる人です。
プライベートの話もする
あなたと後輩との間でプライベートの話をしていますか?
会社員なので基本的には仕事の話になると思いますが、「前の休みの日に・・・」というようにプライベートの話を少しでもすることで人間関係が良くなります。
しっかりと話を聞く
人に教える立場になると、つい否定をしやすくなります。
例え新人でも自分の考えは持っていますので、意見などは最初に否定から入るのではなく必ず最後まで聞きましょう。
やはり間違ったことを言っていることも多いのですが、最後まで聞いたうえで説明すると納得してくれるようになります。
まとめ
この記事では新人にうまく教えれないときの解決方法についてお話しました。
新人に教える方法【他の同僚とは吸収力が違うもの】
- 全体の流れを教える
- ステップを踏む
- 理由を必ず伝える<
- 見本を見せる
- はっきりと言い切る
- 失敗談を伝える
- プライベートの話もする
- しっかりと話を聞く
新人教育というのはなかなかストレスがたまるものだとは思います。
しかし、自分が教えたあとに成長するのって見てて嬉しいものです。
つい自分の新人の頃と比べてしまうかもしれませんが、ステップを踏んで一歩ずつ教育していきましょう。