書類審査でいつも落ちる。履歴書が原因?
自分に合う条件の仕事を必死に探して応募。なのになぜかいつも書類審査に落ちる。
こんな経験をしている方は多いと思います。
「運が悪かっただけ」と考えるのもいいのですが、やはり何か原因があることもあります。
そこでこの記事では「企業が履歴書の何を見るのか」や履歴書で好印象を与えるための対策をお伝えします。
【心に残してほしいこと】
今がつらくても、必ずあなたに合う企業はあります。
企業は履歴書で何を見る?
まずはそもそも履歴書はなぜ必要なのか?という観点を見ていきましょう。
応募の際に必ず履歴書は必須となりますが、やはりこれは企業にとって知りたい情報があるから提出を求められます。
- 職歴・スキルがマッチしているか
- やる気・意欲はあるのか
- 書類の基本スキル
では一つずつ見ていきましょう。
職歴・スキルがマッチしているか
新卒であれば年齢の若さから将来性を期待されます。
しかし、転職になると若さでは新卒者に負けてしまうので、「過去の職歴」や「保持している資格」、「知識や経験」などが重要視されます。
例えば設計の業務であれば、「設計経験者」であれば当然即戦力ですし、「パソコンスキル」や「製造ノウハウ」を経験していれば企業が欲しい人材です。
教育する人件費も大幅に削減できますし、もし前職で「一人で任されて客先を担当していた」などとあれば信用度も上がります。
なので、企業が教育を含めた将来性よりも即戦力を求める場合には過去の職歴が重要になります。
やる気・コミュニケーション能力はあるのか
実は先ほどのような即戦力を求める企業は少ないです。
専門スキルを必要とする技術職であればそのような事例は多いのですが、多くの場合は「他の職歴が似ていても自社には自社のルールがある」というように詳細が違います。
また、専門職であっても溶接の手順、曲げの許容範囲、CADで作成するツールの違いなど、会社によって多くの違いがあります。
なので、最初からスキルを持っている以上に「入社後にスキルを高めるか」「コミュニケーション能力はあるか」と言った数字で表現できない能力の方が重視されます。
書類のスキル
やる気やコミュニケーション能力は面談でも確認されることがありますが、問題は書類のスキルです。
どんなに優れたスキルや能力を持っていても、書類が平均以下の場合だと書類審査だけで落とされてしまいます。
- 誤字・脱字がある
- 資格の書き方がおかしい
- どこにでも流用できる書類になっている
- 写真がどう見てもスマホで適当に撮っている
- 志望動機が自社に全くマッチしない
- とにかく読みにくい
企業からすると無駄な面接は避けたいものです。
よって、上記のように履歴書の段階でスキルが低いと感じられると落とされる可能性があります。
連続して落ちた場合
一度や二度であればいいのですが、書類審査で落ちる回数が増えた場合であれば履歴書の書き方を見直す必要があります。
もしかしたら誤字や漢字の間違いのようなことがあるかもしれませんが、そんなことがない場合は以下の記事が参考になります。
中には細かいことも記載していますが、小さなことも積み重ねることで好印象を与える書類になります。
他人の力を借りる?
転職活動は一人で行う必要はありません。
現在では転職者にとって仕事を探しやすい環境が整っていて、プロのコンサルタントを無料で利用することもできます。
転職エージェントを利用すると以下のメリットがあります。
- 履歴書や職務経歴書の添削
- ハローワークに載っていない非公開求人がほとんど
- 面接の段取りや年収交渉もサポート
- 企業の採用基準、内部なども調査
あまり一般には書かれていませんが、一部の転職エージェントは推薦文も添えて企業に応募の段取りを組んでくれました。
吉良
転職エージェントについては以下の記事も参考になります。
転職エージェント無料って本当なの?
さいごに
この記事では書類審査落ちる場合の対策ついてお話しました。
人によっては10社受けても書類審査が通過するのが1社だけという人もいます。
過去の職歴が企業にマッチしないことが原因のこともありますが、履歴書の書き方を変えるだけで通過率が上昇することもあります。
やはり何度も書類で落ちるとモチベーションが下がりますので、できる対策はこなしていきましょう。