IT未経験者が最初にとっておきたい資格ってどれ?
IT企業に転職や就職する場合、未経験であればやはり不利だと思いますよね。
そこでこの記事ではIT未経験者における資格の必要性と最初にとっておきたい資格をお伝えします。
【ITの国家資格】
初心者がいきなり難易度の高い資格に挑戦は危険です。まずは入門編の資格から。
資格は必要?
資格取得は必ず必要なわけではありません。
エンジニアでも現在のITスキル以上に営業力やコミュニケーション力を重要視する企業もありますし、若さというポテンシャルから積極的に採用する企業もいます。
しかし、複数のライバルがいる場合や面接官の興味をひく一つとして資格は有効です。
基礎知識が身につく
資格を取るメリットと言えば転職や就職活動だけではありません。
やはり資格を勉強することでITにおける基礎知識が身につきますし、普段意識していないパソコンの見えない内部の知識も増えます。
もしIT企業に就かなかったとしても、事務系の職種などでも面接で有利となるので取得して損をすることはないでしょう。
どんな資格がいい?
では、数多くある資格の中でもIT未経験者におすすめな資格とはどういうものでしょうか。
これは以下の3点を基準に判断しました。
- 国家資格
- 比較的簡単
- 受験資格がない
国家資格は他の資格より難易度が高く、企業からも評価をされやすい資格です。そして、国家資格の中にも実務経験が必須の場合や合格率が10%程度のものも存在します。
吉良
IT未経験が最初にとっておきたい資格
結論を言うと、以下の2つがおすすめです。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
それでは順番に見ていきましょう。
ITパスポート(iパス)
ITパスポートはITにおける国家資格の中でも難易度が低く、受講資格も特に定められていないためにITの入門編となる資格です。
また、難易度が低いといっても「システム管理」や「基礎理論」「ハードウェア」「ソフトウェア」「データーベース」などIT分野なら備えておきたい基礎知識を幅広く知識を得ます。
ITパスポート(国家資格) | |
合格率 | 約50% |
合格基準 | 1000点満点中600点以上 |
受講金額 | 5700円 |
受講資格 | 特に無し |
出題方式 | 4択 |
出題範囲 | ストラジ系 35問 マネジメント系 20問 テクノロジ系 45問 |
(詳細は変更される可能性があるので詳細は公式サイトでご確認を)
ストラテジ系?テクノロジ系って何ですか???
春川
この言葉はよく出てくる言葉なので簡単に説明します。
吉良
ストラテジ系とは
企業活動や経営戦略、システム戦略など企業のシステム戦略に関わる分野です。
マネジメント系とは
プロジェクトマネジメントやサービスマネジメント、システム監査など開発プロジェクトなどのマネジメントにかかわる分野です。
テクノロジ系とは
アルゴリズムやプログラミング、ソフトウェアやデータベースなどIT技術に関する分野です。
基本情報技術者
基本情報技術者はITパスポートよりは少し難易度が高くなります。
IT業界で働くために必要な基本知識や情報処理に必要な考え方が必要となり、毎年約5万人ほど応募している人気の資格です。
また、公式サイトでは「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に着けた者」とされていて、ITパスポート共に最初に取っておきたい資格として推奨されている資格です。
基本情報技術者(国家資格) | |
合格率 | 約30% |
合格基準 | 午前、午後ともに60点以上 |
受講金額 | 5700円 |
受講資格 | 特に無し |
出題方式 | 4択。午後は長文の記述の解読が必要 |
出題範囲 | ストラジ系 20問 マネジメント系 10問 テクノロジ系 50問 |
午前と午後とで内容が分かれていて、C言語やJAVA、などのプログラミングも出題されます。
まとめ
この記事ではIT未経験者が最初にとっておきたい資格についてお話しました。
IT未経験者におすすめ資格【資格は基礎知識を証明できる】
- 資格は必ず必須ではないが視覚的に証明できる
- 国家試験の中でも最初は難易度の低いものを
- おすすめはITパスポーと基本情報技術者
- 難易度が低いといっても幅広い基礎知識が必要
資格は必ず必須なものではありませんが、職歴や学歴でアピールができない方にとっては基礎知識を証明できるものとなります。
また、資格を勉強することは転職活動以上に個人の基礎知識が身につきます。
IT業界を目指すのであればITパスポートや基本情報技術者の資格勉強も視野に入れてみましょう。