KKD(経験・勘・度胸)のデメリット!新KKDでデータ分析?
製造や小売業など、多くの仕事で使えるKKD。昔からある考え方ですが、実はこの考え方にはデメリットとなる弱点があります。
そこでこの記事では従来のKKDのデメリットと、新KKDのデータ分析について紹介します。
時代がどんどん変化するように、手法も新しく変化することで使いやすくなります。
手法の種類を知ることは視野の拡大にも繋がりますので、この記事を読んで是非仕事に活用してきましょう。
KKDってなに?
K=経験、K=勘、D=度胸の3つの頭文字を取ったKKD。現実と理想とのギャップを埋めるための方法としてこの3つの考え方をする企業は多くありました。このKKDを具体例で表すと、以下のようになります。
- 今までの経験で考えると、サーモンの次は赤身が売れるな
- きっとこの客は金持ちだから高い商品を売り込んでみよう
- そろそろ新商品を出すと客がいっぱい増えそうだな
- この組立方法はトラブルが起きそうな気がするから手順を変えよう
職人肌の感覚のようなものですか?
見習い
そうですね。ベテランなど経験が豊富な方であれば考えたり会議する時間が短縮できるというメリットがあります。
吉良先生
KKDのデメリット
先ほどのKKDには大幅な時間短縮ができるメリットがあるものの、実際には当たりはずれが大きいというデメリットも存在します。
経験によるあくまで勘で仕事をしているわけですから、当然失敗する確率も高いですよね?
また、入社1年目の新人であれば難しいですし、ベテランでも全く初めてのケースが発生した場合は解決策が見つかりにくいというでデメリットがあります。
新KKDの考え方
組織コンサルタントを務める堀公俊監修の著書「問題解決見るだけノート」では、これからの新KKDをK=仮説、K=検証、D=データと考えています。
実はこの考え方であれば失敗するリスクが小さく、合理的に改善することができます。
新KKDの使用例
仕事でスケジュールを使用するとき、手書き派と電子派の2つに分かれることがよくあります。
そこで、以下のように新KKDを使用してみましょう。
K=仮説 | スケジュールは手書きと電子化の良いところを使い分け、両方使用した方がいいのではないか |
K=検証 | グループで共通のスケジュールは電子にし、個人のスケジュールは手書きにして時間を検証してみよう |
D=データ | みんなが同じスケジュールを書くのに時間がかかっている。全て電子化にすると図や絵など視覚化しにくい。 |
まとめ
この記事では従来のKKDのデメリットと、新KKDのデータ分析についてお話しました。
筆者も経験や勘で仕事をする人を多く見てきましたが、やはりデータを分析してしっかり検証する人の方が仕事での信頼が強くなります。
また、仮説、検証、データを全て行ったうえで失敗した場合は次の改善にも繋がりやすくなります。
プライベートの金銭管理などにも便利ですので、様々な場面で活用してみましょう。