苦手な人との付き合い方。苦手なイメージを克服できる?
仕事では苦手な先輩や上司とも一緒に仕事をしていかなければいけません。
頭ではわかっていても、毎日職場で見ていたらストレスがどんどん溜まりますよね?
そこで今回は苦手な人との付き合い方について紹介します。
苦手意識を減らすには
人間関係を改善するには、まずは自分を変えることを考えます。
アドラー心理学では人間関係を「自分」「相手」「関係」「環境」の4つに分類し、その中でも一番変えやすいのは自分としています。
4つの要素 | 具体例 | 要素の説明 |
自分 | 「なんか苦手かも」 | 自分の考え方など。4つの要素で最も変えやすい。 |
相手 | 「早く仕事しろ」 | 相手の考え方など。4つの要素で最も変えれない。 |
関係 | 上司と部下 | 上司の部署異動や降格などで変わる。 |
環境 | 職場、部署、組織 | 転勤や転職などで変えれる。 |
相手の考え方をコントローすることはできませんが、自分が相手をどう思うかは変えることができます。
吉良先生
苦手なイメージを上書きする
苦手意識を上書きすることは可能です。
例えば「定時までに明日必要な資料を作成する」といった共通の目標や、一緒に作業台を運ぶといった共同作業は関係性を良くします。
また、後輩であれば信頼して仕事を任せることで理解を深めることができ、苦手な相手がどんな仕事をしてどんな悩みを抱えているかを知ることで共感することができます。
- 共通の目標を持つ
- 信頼する
- 極力する
- 共感する
不機嫌なのは自分のせいとは限らない
普段イライラしている人を見てると、何だか苦手意識を持ちますよね?
仕事上このような方とも付き合わないといけませんが、一番いけないのは「自分に責任」と考えることです。
自分がミスした直後は責任を感じますが、相手がイライラするのには様々な目的が考えられます。
- 一人でゆっくり考えたい
- 忙しいんだから話しかけて手伝ってほしい
- 飲みすぎで体調が悪いだけ
つい自分のミスが原因で怒らせてると反省しますけどね…
見習い
上司もいろんなことが積み重なって不機嫌なときもあります。委縮して仕事をしていると標的になるので、その後の仕事に集中しましょう。
吉良先生
イライラしている相手も時間が経つと戻るため、機嫌が悪い時はなるべく近づかないようにしましょう。
苦手な人は必ずいる
一般的に、苦手な人は約1割ほどいると言われています。
気が合う人 | 2割 |
ふつうの人 | 7割 |
苦手な人 | 1割 |
認知論
心理学の3大巨頭の一人、アドラーは「人間が客観的に人やものをとらえるのは不可能である」と言っています。
人は誰でも自分のフィルターを通して人を判断しています。
例えば他の事業部から新しく課長が異動してきたとき、実績を知らない状態でもみんな考えることは違います。
- 性格がきつそう
- 行動がテキパキしてそう
- 冗談は通じないだろうな
- 残業を求めそう
前の部署で功績をあげているとかいう実績よりも、第一印象で人を判断します。
そして、人は過去の体験や知識から苦手な人に似ていると判断した場合、何も知らない課長ですら「苦手な人」という目で見てしまいます。
発想を逆転
自分の考え方を少し変換するだけで、相手の苦手意識を緩和することも可能です。
短所は長所に変換が可能なので、相手に対するマイナスイメージを一度長所に変えてみましょう。
短所 | 長所 |
気が強い | 意見がはっきり言える |
優柔不断 | 思慮深い |
いばっている | リーダーシップがある |
八方美人 | 誰とでも仲良くなれる |
せっかち | 行動力がある |
頑固 | 意志が強い |
頭が固い | まじめ |
協調性がない | 独自性がある |
口下手 | 聞き上手 |
苦手な人を割り切る
ここまで苦手な人と付き合うために、克服するための方法を紹介してきました。
しかし、覚えてほしいのは苦手な人と無理に仲良くなる必要はないということです。
苦手な人と付き合うには普通の何倍もエネルギーを使いますし、無理に仲良くしようとしている姿は案外周りにバレます。
同調圧力と承認欲求
それでもやっぱり仲良くしなければいけない気がします・・・
見習い
それは人間心理で言う同調圧力と、承認欲求によって起きるものです。
吉良先生
「みんなと同じように仲良くしなければいけない」という考え。
「みんなから認められたい」という欲求
ついみんなと仲良くするのがいいことだと思いますが、本当に誰とでもうまくやれる人なんていません。
多くの人と仲良くする人は嫉妬されたり恨まれることもありますし、早さ重視の人からしたら新調さな人がイライラしたりします。
なので、自分に合う人と積極的に交流を深めましょう。
苦手な人を避けれないとき
苦手意識を克服しようとしても無理だった。避けたいけど同じ部署の上司なので話さないといけないという方もいるでしょう。
その場合は現状のまま改善する見込みが小さいこともあります。
この記事で紹介したアドラーが唱える人間関係の4つの要素の一つ、「環境」を変える方法もあります。
転職すれば苦手な方とは合うこともなくなりますし、社風が合わない場合は仕事を変えることで解決します。
ただし、転職の場合は失敗するというリスクもあります。
仕事探しは在職中に
転職失敗の一番の要因は「焦り」です。
退職すると「早く仕事を決めなければ」という焦りから、希望出ない会社に応募をしてしまいます。
このようなリスクを減らすためにも、できれば在職中に転職活動を進めましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントは在職者を歓迎してくれています。
職種相談や履歴書の添削、非公開求人の紹介など無料でサポートしてくれます。
なかでも転職成功実績No1のリクルートエージェントは必ず登録しておきたいエージェントです。
複数利用する
転職エージェントは3つ以上の登録をおすすめします。
なぜならエージェントによって取り扱う求人は違いますし、アドバイザーとの相性もあります。
中には内定を3つもらってから退職する方もいますので、まずは登録しておきましょう。
リクルートエージェント以外にも実績のあるエージェントがあります。転職エージェントのおすすめランキングを参考にしましょう。
吉良先生
まとめ
この記事では苦手な人との付き合い方についてお話しました。
まずは自分の考え方を改善することで、苦手意識を減らすことが可能です。
しかし、無理に頑張る姿は周りに分かってしまうので、避けれる場合は距離を取りましょう。
それでも今の会社にいる限り付き合う必要があり、無理だと思った場合は在職中に転職活動です。
自身もリクルートエージェントなど複数のエージェントを利用してきたので、本当におすすめできます。
是非活用し、今後あなたにとって人間関係が楽になるよう願っています。