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先輩と信頼関係がないときの築き方

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信頼関係







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先輩は自分を信じていないし、自分も先輩を信じることができない。このような悩みは多くの人が抱えています。

しかし、実際に仕事をするとなると、信頼できない相手と一緒に仕事をするのはストレスが溜まりますよね?

また、先輩との関係が悪いと上司からも評価されない状況になるため、給料面にも影響が出ます。

そこでこの記事ではまだ先輩との関係が薄い状態のときの信頼関係の築き方について紹介します。

 

先輩と信頼関係がよくない人は多い

集中力

エン・ジャパンでは約1万人に人間関係に関するアンケートを実施していました。

そして、「人間関係がきっかけで転職した」という人は53%もいます。

全体の半数以上もいるんですね

新人

その中でもきっかけとなった相手の1位は先輩です。

吉良先生

 

信頼関係01

引用元:エン・ジャパン「1万人に「聞く職場の人間関係」意識調査」

 

ラポール形成

心理学では人間関係の構築を「ラポール形成」と呼びます。

 

ラポールはフランス語で「橋をかける」「懸け橋」という意味であり、ラポールが形成されることで「心が通い合っている」という状態になります。

 

ラポールが形成されるのはどれくらいかかるのかご存じですか?

これは一般的には「3か月~数か月」と言われるため、新入社員が2か月程度で馴染むのは難しいことです。

特に先輩には「負けたくない」「自分に責任がくるのが嫌だ」と考える人もいるため、プライベートの友人よりもラポール形成に時間がかかります。

 

信頼関係を築くには?

時間がかかるとはいえ、先輩と信頼関係を築くのが不可能なわけではありません。

仕事を見ていても明らかに「先輩は〇〇くんを頼っているな」なんて感じることがありますよね?

このような信頼関係は積み重ねにより作られ、その方法については以下のものがあります。

 

【信頼関係を築く方法】

  • 自己開示の返報性
  • 共感
  • ザイオンス効果
  • Giverになる
  • 先輩を尊敬する

 

 

自己開示の返報性

自分のことを相手に話す自己開示により、相手の警戒は少しずつ緩みます。

自分の話は仕事以外でのことでもよく、むしろプライベートのことを話すことで親近感を抱くことができます。

自分のことを話す例
  • 妻や子供の話
  • 最近買ったゲーム
  • 気になっている映画
  • アニメの好きなキャラクター

2回、3回と自己開示を すると先輩も自分のことを話すようになり、だんだんお互いが自己開示をする関係になります。

これを自己開示の返報性と呼びます。

 

 

共感

共感には「相手に共感する」と「相手が自分に共感する」の2種類あります。

自分が共感するのは「うなずく」「オウム返しをする」など聞き手に回ることで可能です。

 

逆に相手が自分に共感するのに効果的なのは「YES」を言わせることです。

そんなの簡単にできるんですか?

見習い

最も簡単なのは「今日は天気いいですね」などです。相手も必ず「そうだね」という答えになり、小さな共感の積み重ねは重要です。

吉良先生

もう少し深堀すると、営業の方はこのYesを言わせるのが非常に得意としています。

例えば栄養抜群のサプリを説明され、普段5000円するものを今日限定で無料プレゼントされるとします。

「私の父も驚いていましたが、これが無料って本当に嬉しいですよね」なんて言われるとつい「そうですよね」と共感してしまいます。

 

 

ザイオンス効果

接触回数が増えれば増えるほど親近感は増すという心理効果があり、これをザイオンス効果と言います。

先輩に対する雑談は効果的ですし、先輩に雑談が苦手な方であれば「ホウレンソウ」を積極的に利用しましょう。

 

上司に対してはホウレンソウを多くしても、先輩には相談を遠慮する方が多いですよね?

でも、実は相談されることで先輩は「自分の方が上だ」と優越感を持つことができます。

なので、積極的に行うことで信頼関係を強めることができます。

 

Giver(ギバー)になる

世の中にはGiver(ギバー)、Taker(テイカー)とどちらでもない人の3パターンに属すると言われます。

Giverは「情報を提供する」「仕事を自ら手伝う」「人を喜ばせる」というように与える人になります。

一方、「自分の利益優先」「楽をしたい」「タダでもらう」というように奪う人と呼ばれます。

この中で最も成功すると言われる人はGiverであり、周りからも信頼されて好かれる人です。

吉良先生

 

また、同属性の法則という心理効果により、Giverの周りには不思議とGiverが集まります。

これによって困ったときには助け合いが起こり、思いやりのできる人が常に集まります。

 

先輩を尊敬する

先輩をどう思っているかは、無意識に行動にでます。

例えば「この先輩は仕事ができない」と思っていたらつい反論してしまいますし、その感情がバレると先輩も壁を作るようになります。

逆に、「自分の知らない手順で作業してさすがだな」「自分も真似しよう」などと思っていると先輩も教えたくなります。

 

この積み重ねが信頼関係を積むレンガとなり、良い連鎖が続きます。

 

 

先輩が文句ばかり言うなら?

与える

 

怒鳴る先輩はスルー

中にはいつも後輩の否定や悪口ばかり言う先輩もいます。そして、自分をコントロールできない人は怒鳴ることも頻繁です。

つい心が折れそうになりますが、そもそもなぜ先輩はすぐ怒鳴るのかを予想しましょう。

  • 後輩に抜かれたくないから
  • 威圧して自分が上だと示したい
  • 全て自分のコントロール下に置きたい
  • 何事にもいつもイライラしている
  • うまく教えれないのを隠すため

こうしてみるとすごく理不尽ですよね

見習い

本来ならば怒鳴る必要なく指導するだけでいいのがほとんどです。怒鳴る人は人間的にまだまだ未熟なんです。

吉良先生

心理学の本などでも書かれていたのですが、怒鳴っている人に正論を返しても治まることはありません。

なので、できるだけ心にとめずに受け流しましょう。

 

 

考え方が真逆の時

先輩を信頼できないと思うときや、よく怒られる人というのは先輩と考え方が合わない場合があります。

例えば10人いたら誰かひとりは全く違った価値観を持っていたりしますよね?

これは個性なので仕方のないことなのですが、相手の短所や悪く思うことは一度長所に変換するとで自分が楽になります。

相手の短所 長所に変換
せっかち 行動力がある
相談してくれない リーダーシップがある
すぐ怒る 自分の価値観をはっきりしている
部長や役員には礼儀正しい 役員たちに要望を言える人
仕事しない 指示出しがうまい
同僚を大事にしない 客先とうまく合わせる
プライドが高い 実は陰で勉強している
口が悪い 能力は高い

 

相手を悪く思うとネガティブな感情しか作られません。それよりも長所に変えてスキルを盗む方が自分のスキルアップになります。

吉良先生

 

まとめ

この記事では信頼関係の築き方についてお話しました。

最初のうちは人間関係がうすいのは当然です。ただ、先輩と合わずにストレスを感じる人は多いため、長く勤めるには先輩とうまくやりたいものです。

まずは自己開示をして相手の警戒を緩め、共感やザイオンス効果を使用し、Giverとなることも心がけましょう。

 

信頼関係を築くには時間がかかると言われますが、小さな積み重ねで人間関係は作られます。

また、相手短所を長所に変換して真似をすれば自分の成長につながりますので、是非実践しましょう。

 

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