先輩を尊敬。本気でそう思えた3人の共通点
アクティブで仕事がデキる先輩や常に冷静な先輩。タイプは全く違うのに本気で尊敬すると思った先輩が3人います。
僕もできるなら後輩から信頼されたいので、自分が尊敬している人について改めて考えてみました。
自分が何で尊敬しているのかとか考えてみると、その先輩たちの中にも共通点があるもんだと気づきました。
そこで僕は自分用のアウトプットという意味も込めて、この記事で書いてみようと思います。
【この記事について】
今回紹介する3人は全く違う性格です。業務も考え方も違うのに本当にすごいと思った人たちです。
【1人目】1年で課長になった先輩
まずは僕が人生で最もすごいと尊敬した人を紹介します。
先輩は当時26才という若さなのに入社してたった一年で課長。
会社の中で史上最速のスピード出世をした方です。
アクティブで頭の回転が速い。
誰もが認める仕事ができる先輩。
活気があってアクティブ、何でもできるという本当にすごい先輩でした。
会社の傾きで僕も先輩も会社を去りましたが、今でも「絶対勝てない」と思う人です。、
長所を言い出したらいくらでもでてきますが、ここでは3つに絞ってお伝えします。
人を育てるのがうまい
指導や教育が本当にうまいと感じました。
- 後輩を信頼して仕事を任せる
- 本人が解決できない壁に当たると気付けばフォローしてくれている
- 仕事の割り振りがうまい
- 後輩の意見を最後まで聞いたうえで具体的なアドバイスをする
僕も含めて多くの人は叱られたり指導もされましたが、ちゃんと納得できる理由を説明されるしお手本も自らが率先してしてくれました。
そして何よりすごいと思ったのは人の長所は素直に褒めることができ、「責任は俺がとるからこの仕事任せた」と信頼をされることです。
ここまでされると僕も意地でも成功させたいので全力で応えました。
判断力すごすぎ
一日中電話が鳴り響くぐらい先輩への問い合わせは多かったのですが、それでも即座に対応していたのが驚きでした。
中にはやはりわからないものもあったのですが、
「わからん!確認しとくから任せて!!」
と言ってスパっと切り上げる先輩でした。
なのでみんなもトラブルがあっても報告したら何とかしてくれるという絶大な信頼を得ていました。
ありえない状況でもポジティブ
会社ってときどき変なところにこだわることがあります。
1000円ほどの部品が一個紛失しただけで「日曜日出勤してでもとにかく探せ」という理不尽な命令。
工場の中ってめちゃくちゃ広いし3センチぐらいの部品を探すのってかなり大変です。
しかし、当時は先輩がたった一人で土日に出勤し、大量の段ボールや部品棚の中身をすべて出して確認されていました。
僕だったら絶対やりたくないような散乱された場所だったのですが、先輩の言った言葉は
探しよったやつは結局見つからんかって謝りに行くけど、ほかの部品が結構発掘できた!!
どんだけポジティブなの・・・って思った瞬間です(笑)
吉良
【2人目】常に冷静沈着な先輩
続いて2人目の僕が尊敬した先輩は全く違うタイプです。
むしろ真反対とも言えるぐらい静かな人です。
何があってもいつ見てもマイベース。
静かなのにみんなば一目を置く天才的先輩
僕と同じ部署の人ではないのですが、会社の研修や普段の業務のやり取りで関わる方ですが、常に静かな不思議な先輩です。
ミスに全く動じない
こんなミスやトラブルがあなたならどうしますか?
- 自分のミスで短納期で部品を作らなければいけない
- 仕事量が多くて残業続きなのにさらに大きな仕事を渡される
- 自分の担当企業からクレーム。
僕だったら絶対動揺しますし、同僚などを見てても残業が続いているときに仕事を渡されたら不機嫌になる人もいます。
しかし、この設計の先輩はこんなことがあっても常に冷静沈着のマイペースです。
仕事が終わらないなら残業で夜遅くまで。それでも終わらないなら年末年始も文句も言わず朝から出勤。
クレームが来ても焦らず冷静な現状把握と対応。
かなりの危機的状況なときでもこの人がいたらなぜか安心すると思いました(笑)
ゆっくりなのに仕事がめちゃくちゃ早い
常にマイペースで歩くスピードさえ機械のように同じなのに、仕事がなぜか早いんです。
僕が同じ仕事を全力でしても「効率の良い手順」ですぐ抜かれます。
僕なりに頭を使ってもなぜかその上をいかれるので、「この人天才か?」と思ったほどです。
誰も気付かない小さなミスも気付く
頭脳が高い集団の設計部門でもその先輩のチェックスキルはナンバー1と言われていました。
僕が一緒に行った3Dの研修ではちょっと見ただけで「コードが1文字違う」とか指摘されましたし、無表情でやる気がないのかと思えば頭の中だけで計算していたりしました。
僕の常識を覆すような先輩でしたが、みんなが一目を置く方でした。
【3人目】本気で良い人を極めた先輩
3人目はさらに違ったタイプです。
仕事が早いわけでも状況判断が良いわけでもなく、頭が良い天才でもありません。
ですが、人柄の良さや仕事の丁寧さなど、一部の内容は圧倒的に優れた先輩です。
良い人すぎてジャムおじさんのような先輩。
いや、ホントそう思います。
よく会社では「顧客第一」「思いやりをもった仕事を」などと方針などあったりしますが、実際のところはみんな会社にそこまで尽くしません。
しかしただ一人、例外がいました。
ケーキ作りの伝説
僕がバイトから入社した会社で、仕事がめちゃくちゃ遅いのに評価が高いという不思議なベテランがいました。
ある日僕と一緒にケーキの仕込みをしていたときに事件とも言える伝説が起きました。
先輩が突然手を止めて両手を合わせ、目を閉じて考え込みました。
え・・・?なにかあったんですか?材料間違えました???
吉良
僕が動揺してそう聞くと、先輩の答えは
おいしいケーキを作りたい。
「ジャムおじさんか!!!」
正直僕はこう思いました。
ただその後も
と笑顔で言うような先輩だったので「これが本当のお客様第一か」と思うような人でした。
ちなみにケーキのプレートに書く「おめでとう」の文字はこの先輩がナンバー1と言われていて、オリジナルのケーキはコンテストで金賞を取るほどのスキルでした。
飲み会帰りの伝説
この先輩の人柄の良さはケーキ作りだけで終わる人ではありません。
飲み会で帰りに二人になったときがあるのですが、ここでまた事件です。
突然スーパーの袋を取り出し、しゃがみこみました。
心配して聞いてみたら、なんと
拾ったごみはちゃんと家で捨てるし、落ちてるゴミを拾うために袋を持ってきた。
・・・すごいとしか言えない
春川
当時20歳の僕には耳を疑う発言だったよ
吉良
子供が一番
ケーキ作りに人生をかけているのかと思えば違うんです。
携帯の待ち受けを子供の画像 (1歳ぐらいだったかな) にし、笑顔でこういうんです。
やっぱり僕には子供が一番。子供より優先するもんなんかない。
本当に今幸せだよ。子供がかわいくて仕方ない
語らせたら止まらないです(笑)
15年ぐらい勤務しているケーキ作りのベテランが、今でも手を合わせて心を込めてケーキ作り。
さらにその先輩の一番大切なものはケーキではないと言い切る。
子供が一番。確かにこれは分かる。
ただこの先輩が言うから次元が違う。
ここでは親バカの話は省略しますが、本当に子ども大好きな人でした。
尊敬する先輩の共通点
今回話した3人って全く違うタイプですよね?
- 仕事ができるし教育もできる先輩
- 冷静沈着でマイペースなのに一目置かれる先輩
- まさにジャムおじさんという先輩
それぞれ違った特徴の方ですが、僕なりに見て共通しているということがあります。
悪口は言わない。
この3人は人の悪口を言いません。
思い出そうとしても聞いたことがありません。
一人目の仕事ができる先輩からは会社の愚痴は聞いたことがあるのですが、ただのネガティブな愚痴ではありません。
「あれはおかしい。部長に言いに行く」
愚痴を言ったかと思えば自分が行動する。 やっぱり人から尊敬される人っていうのはこういうもんなのかなと思いながらこの文章を書いています。
誰に対しても同じ姿勢
こちらも共通点ですが、人によって態度や姿勢を全く変えません。
自分の信念なのか、自然になのかは分かりませんが、
相手が先輩でも後輩でも、性別や経験年数が違っても同じように接します。
なので、よくある「人を下に見る」なんてことも絶対にない人たちでした。
指摘や指導をされても嫌味がない
人に好かれようと思ったら「人を叱る」とか「指摘する」というのがやりにくくなります。
しかし、この先輩たちは全く嫌味がない言い方で指摘をするんです。
ちゃんと後輩の意見も聞いたうえで理由を伝えるし、怒鳴るとかではなく正しく導くというイメージです。
会社で重要視されるリーダーシップにもなる能力ですが、自然と持っているのですごいと思います。
まとめ
この記事では尊敬する先輩の共通点についてお話しました。
仕事するうえでもやっぱり人から好かれたり尊敬される存在になれたらいいなと思います。
僕もこんな人たちになれるかが分かりませんが、自分が尊敬できると思う人の行動はマネしたいなと思います。
尊敬できる先輩【タイプは違っても共通点はある】
- 悪口は言わない
- 誰にでも同じ姿勢
- 指摘や指導をされても嫌味がない/span>
この記事を読んだあなたも、自分が「この人は尊敬できる」という人がいたら思い浮かべてみましょう。
自分が良いと思う人のマネをすると、やっぱり後輩たちから好かれることが増えてきます。