転職は昇進に不利?むしろ有利になる場合は?
昇進・出世を求めていても転職したら不利になるのか。
やはり将来の収入や地位、自分のプライドとしても昇進できるかどうかは気になるものです。
この記事では企業が外部(転職者)から求めるものや転職が昇進に有利になる場合、不利になる場合についてお伝えします、
【転職は必ず不利ではない】
企業が必要とするリーダーは社内に限定してはいない
企業は管理職を求めている
企業が利益を生み出すためには「現場で働く人」がいれば「チームをまとめるリーダー」も必要です。
特にリーダー、つまり管理職になる人というのは向き不向きなどが分かれており、優れた人材を確保することは社員のチーム全体を向上させます。
そのため企業の役員などの上層部はチームをまとめる管理職をできる人材を求めています。
非公開求人に管理職は多い
ハローワークなどの一般求人を見ると管理職の仕事ってかなり少ないでしょう。
転職するということは収入が下がるというイメージをもつかと思いますが、必ずそうでもありません。
参照元:リクルート「転職実績データ」より
少しデータが古いのですが、上記のように転職エージェントリクルートでは多くの年収UP事例の実績があります。
(最近の転職エージェントではあまり公開していない)
リクルートやDUDA、マイナビなどの転職エージェントや、リクナビNEXTのような転職サイトでは多くの非公開求人が存在します。
そして、実際に登録してみると分かるのですが、最初から「管理職候補」という案件もかなり多いです。
非公開ってどういう意味ですか?
春川
ハローワークや企業のホームページなど一般に公開されていない案件です。転職エージェントなどは約80%から90%など非公開の案件が多く、非公開にするのも理由があります。
吉良
なぜ非公開にするの?
企業が非公開にする理由は以下の3つあります。
- ライバル会社に知られたくない
- 内部の社員に知られたくない
- 企業にマッチする人材を手に入れたい
企業にとって募集する給料や取引先相手、業務内容などライバル会社に見せたくない情報は多く存在します。
そして、やはり社員にとって自分の部署の管理職候補を募集していたら騒ぎがおきますよね?
自分の部署の管理職候補なんか募集されてたら仕事のやる気がなくなりそう・・・
春川
出世を目指している社員にとって、管理職の募集を見つけることはかなりの衝撃をうけます。
それに、部長や役員、工場長候補といったポジションになれば社員も少なからず今後の方針に不安を覚えます。
なぜ外部から管理職候補をとる?
社員にとってはやはり長年勤めた社員を管理職に就けてほしいものです。
しかし、企業にとっては利益を出さなければ倒産するため、きれいごとよりも人材確保を優先することもあります。
そして、外部から募集するには以下の例があります。
- 大きな設備導入など大きく変えるときに有効
- 社員の今までの考え方に変化をもたらす
- 現在の社員にリーダー的存在の人材がいない
- 特定の知識をもった人材が必要
「会社の流れを変えたい企業」などは積極的に外部の人材を入れます。
実際に僕が勤務する工場長も以下のことを言っていました。
役員などに就けば本当に良くも悪くも大きく変わるのですが、やはり実際に外部から重要ポジションに置く戦略はあります。
転職が昇進に有利になる場合
転職といってもキャリアダウンする人もあればキャリアップする人もいます。
転職した方が昇進に有利になる場合は以下の場合が考えられます。
実績を持っている
現在すでに管理職の経験を持つ人は強いです。
実は転職市場において、管理職経験者というのは需要が高いです。
上位の管理職につかなくても「売上〇〇アップ」「部下の教育に従事」「設備導入に関与」と言ったように、過去の職歴で結果を残している方は職務経歴書でアピールしましょう。
現状の会社の組織が固まっている
「家族経営の会社」であれば、どんなに頑張っても取締役はほぼ社長の身内です。
また、部長や課長の年齢が若ければしばらくの間組織構成が変わる可能性が少ないかもしれません。
現状の組織が変更される可能性が少なければ、今の会社で頑張るよりも別の会社でスキルを上げる方が昇進することもあります。
今の会社では評価されない
僕の経験談でもあるのですが、今の会社で全然評価を高く受けない場合。実は転職や部署異動をした瞬間に評価が大逆転することもあります。
人によって向き不向きの仕事はどうしてもあるのですが、それ以上に一度評価を低くされてしまった会社ではなかなか上がりません。
逆に中途採用者というのは最初から何かのスキルを持っていることが多いので、入社にしたときに覚えが早ければ「この人は素質が高い」などと高い評価を受けることがあります。
なので、昇進したいけど今の会社では上司から全く評価されないのであれば転職した方が有利となることもあります。
転職が不利になる場合
転職と言ってもやはり必ず良くなるわけではありません。
中には失敗したと後悔する人がいるのも事実です。
以下の場合は転職がキャリアダウンとなる可能性が高いので注意しましょう。
昇進後一年未満
今の会社で昇進した直後に辞める場合。これは転職活動では不利なります。
企業にとっては「管理職が向いていなかった」と誤解される可能性が高くなり、転職市場においても昇進後すぐに転職はNGとなっています。
もうすぐ昇進、または昇進して間もない場合は最低でも1年は経ってからの方が転職先での給料が上がる可能性が高いです。
もし今の会社で精神的に限界であれば我慢しないようにしましょう。できればしっかりと情報収集して内定後に辞めるのがベストですが、体調不良を起こしだしたら早急に行動することをおすすめします。
転職先の企業の欲しい人材にマッチしない
僕が複数の企業を見てきた中でも、企業が求める人材というのは3つの種類に分かれます。
- 知識・経験がある
- 将来性がある
- 人間性がマッチ
①の知識・経験というのは即戦力を求める企業や大企業が多いです。
やはり指導する手間もなければ管理職を任せて重要ポジションともなるので、初任給も高くなりやすいです。
②の将来性というのは単純に若さです。二十代であれば経験や知識なくても積極的に採用され、特に教育体制が整っている会社であれば将来有望です。
③の人間性というのは企業によって異なります。「冷静で効率を求める人材」を好む人もいれば「活発でコミュニケーション力の高い人材」を好む人もいます。
また、面談の際に面接官との相性でも採用率が変わることもあります。
これらすべてがマッチしない企業に転職すれば、昇進はかなり高いハードルとなります。
転職先が家族経営の会社
企業の役員を見てみましょう。専務や常務、部長クラスの苗字と社長の苗字が同じであれば家族経営の場合が高いです。
この場合は昇進と言っても中間管理職までしか上がるのは難しく、さらには昇進しても社長家族の指示に従う運命となります。
情報は求人票だけでなく企業のホームページや口コミサイトでも得られます。さらに転職エージェントでは無料のサポートなのにマンツーマンで質問ができるので活用しましょう。
まとめ
この記事では転職は企業が転職者から求めるものや転職が昇進に有利になる場合についてお話しました。
転職と昇進【必ず不利とはならない】
- 企業は管理職となる人材を求めている
- 管理職候補は非公開求人に多い
- 企業が外部から人を入れるのはメリットがある
- 実績があれば転職に有利
- 管理職についてすぐは不利
- 家族経営の企業は×
転職する際は多くの選択肢から探しましょう。
ハローワークに出されている求人はほんの一部で、転職エージェントでは多くの非公開求人を持っています。
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