夜勤の仕事は寿命が縮む!?でもたしかに・・・
夜勤の仕事は寿命が縮むという気になる記事を見ました。
実際僕も20才頃のときに夜勤は経験したので、体験談も含めて夜勤についてお話します。
【仕事選びは慎重に】
夜勤の場合はつらいこともあります。
夜勤と寿命の関係
結論を言うと、夜勤と寿命の関係性は実証されていません。
しかし、夜勤は普段明るい昼間に寝ないといけないために、眠りを浅くしたり睡眠不足につながる可能性が高いです。
睡眠不足は健康に影響
睡眠不足について調べてみると以下のように書かれていました。
睡眠障害が生活習慣病の罹患リスクを高め症状を悪化させることや、その発症メカニズムが明らかになりつつあります。例えば睡眠時無呼吸症候群の患者さんでは、夜間の頻回の呼吸停止によって「低酸素血症と交感神経の緊張(血管収縮)」「酸化ストレスや炎症」「代謝異常(レフチン抵抗性・インスリン抵抗性)」などの生活習慣病の準備状態が進み、その結果として5~10年後には高血圧・心不全・虚血性心疾患・脳血管障害などに罹りやすくなります。
引用元:厚生労働省
つまり、夜勤で寿命に関係することはなくても寝不足が原因で生活習慣病や高血圧、心不全などにつながるリスクがあります。
睡眠不足は一日でも起きますが、これは積み重なるとどんどんひどくなります。
例えば僕が夜勤をしていたときはこんな症状がありました。
- 仕事中ぼーっとする
- なぜかずっと頭痛がする
- 8時間以上寝ているはずなのにずっと頭がすっきりしない
- 帰るときめちゃくちゃ眠い
そして僕だけでなく、元々夜型だった先輩も体調を壊していました。
先輩の事故
実際に仕事でお世話になった先輩の話ですが、夜勤の帰りに事故にあったことがありました。
止まっている車に先輩が自分からぶつかったみたいで、
気付いたら前の車にぶつかっていた
と言っていました。
話を聞いていると、運転中に寝ていたそうです。
スピードは出ていなくて無事だったみたいですけど、本当に危険です・・・。
吉良
夜勤で実際につらいこと
夜勤と言えばよく「朝の通勤ラッシュに合わない」「静かで集中できる」などメリットを言われていたりします。
確かにこれはよかったのですが、それ以上につらいと感じたこともありました。
2交替制の仕事
僕が実際に勤務いていた仕事では2交代制でした。
夜の勤務 = 夜8時から
製造業の交代制というのは短納期に対応できてメリットがあるのですが、上記の勤務時間はあることを意味します。
引継ぎのために12時間労働です。さらに役職のついた人は夜10時までが当たり前でした。
吉良
それが毎日となるとつらい・・
春川
朝の勤務の人は夜の勤務の人に仕事を引き継ぐために基本的には夜8時まで残業です。
当時はそれが当たり前と思っていましたが、残業を前提に勤務時間を聞見ているのは少しおかしいと思うところです。
現在は労使協定などで一ヶ月の残業時間など規制があります。
もし残業100時間を超えるなど過度な勤務をしている場合は労働基準局へ相談しましょう。
眠りが浅い
夜勤の仕事の場合は昼間に寝るようになります。
僕は昼間でも布団に入ればすぐに寝れる体質だったのですが、やはり何度も目が覚めるなど熟睡ができませんでした。
先輩や同僚の話を聞いてもやはり夜勤のときは通常と同じ時間の睡眠をとっても眠気が強いと言っていました。
ミスが増える
睡眠不足はミスを誘発します。
夜勤での仕事場は静かで集中はしやすいのですが、仕事中ずっと頭がすっきりしない状態なのでありえないような入力間違いをしました。
ストレスは寿命に影響?
リストラや離婚をした人は寿命が短くなると言われています。
夜勤という理由だけで寿命が短くなることはないでしょう。
しかし、夜勤がきっかけで「睡眠不足」「体調不良」「仕事のミスも増える」という状況からストレスが増えることはあります。
それが結果的に寿命に関係する可能性もあるので、もし夜勤をして体に合わないと感じたら部署異動や相談、転職など早めに対策することをおすすめします。
また、現在転職活動中の方は本当に夜勤の会社で働くかよく考えましょう。
まとめ
この記事では夜勤の仕事は寿命が減るのかについてお話しました。
夜勤で寿命が減る?【夜勤で直接減るわけではない】
- 夜勤から睡眠部祖へ
- 寝不足は病気へつながる
- 寝不足で事故につながる
- 2交替制は残業が多い可能性有り
- 多く寝ても眠りが浅い
- 積み重ねがストレスへ
人によっては夜勤の方が体に合う方もいますが、僕の場合はしばらく夜勤を続けても慣れませんでした。
仕事の帰りにコンビニで仮眠をとるなど・・・。
転職先を探すときなどは「夜勤がある会社かどうか」も視野に入れて情報収集しましょう。