ブラック企業の特徴と共通ポイント
ブラック企業ってまだまだ数えきれないほど存在します。
僕も実際に愛媛でブラック企業を体験してきましたが、ここではブラック企業の特徴と共通するポイントを紹介します。
厚生労働省のブラック企業の定義
現在ブラック企業に対する明確な定義はありません。
厚生労働省では以下のように言われています。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、
一般的な特徴として、
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
たしかになぁと思う。ただブラック企業ってもっといろんな要素があると思います。
吉良
一般の社員が見たブラック企業の特徴
厚生労働省が言う3つ以上に、一般の社員がブラック企業と思う特徴は多いです。
【ブラック企業の特徴】
- 残業代がでない。
- タダ働き
- ペナルティ
- 過度なノルマ
- パワハラ
- セクハラ
- 通常業務でない仕事の強制(ペンキ塗りなど)
- 上司や先輩からの仕事の不当な押し付け
- 有給を使えさせない
- 求人票と内容が違う
書きだしたら永遠と続きそうなのでここで止めます。
僕が愛媛の製造業であった体験談を話すと、ペンキ塗りは外注に出すとお金が高いからと言って休日にタダ働きでペンキを塗らされたことがあります。
しかもその会社では一つのミスでペナルティ出勤8日間(給料ゼロ)というめちゃくちゃブラックな企業です。
ブラック企業に共通する7つのポイント
僕は正社員3社やバイトも経験し、その経験から「もうブラック企業に行きたくない」と調査しました。
そこで僕が見てきた体験や口コミなどを合わせると7つの共通ポイントが存在します。
【ポイント1】離職率が高い
僕が高卒後に入社した会社では、毎年8人も入社するのに7人は辞めていく状態です。
なので、毎年何人入社しているかよりもどれだけ辞めていくかという離職率の方が重要なポイントです。
特に世間で一般的に言われるのは「入社後3年以内に辞める割合」が良いのはブラック企業です。
やはり入社してどんどん辞めていくという状態は社員ではなく企業に問題があると考えられます。
【ポイント2】常に求人募集
今ではブラック企業を判断する目安となっています。
常に求人というのは多くの場合「企業が急成長しているから」ではありません。
「入社してもどんどん辞めていく」
「全く人員が足りていない」
「社員が違法になるほど残業している」
こんな背景が隠れていることが多いです。
なのでいつ見ても求人募集をしている企業はブラックな可能性が高いです。
【ポイント3】勤務時間をごまかす
タイムカードがない企業は危険です。
小さい企業はどうしてもタイムカードという設備がないことがありますが、
「社員がいつからいつまで働いたか」という証拠を明確にしない企業は勤務時間をごまかされます。
さらにもっと怖いのがタイムカードを切ってから残業させる企業です。
僕が100時間残業していたときは
というありえない光景がありました。
当時は職を失うのが怖く、会社の先輩たちがサービス残業していたので「やらなければいけない」という感覚でした。
ですがサービス残業というのは完全にブラック企業です。
【ポイント4】精神論を語る
「努力」「がんばったらできる」「夢」「不可能はない」「熱意」「給料上げる」
ブラック企業は精神論が大好きというのが共通です。
本来であれば経験のある上司や先輩が
「これが原因だから手順をこう変えよう」とか
「設定をこうしたら解決する」といった具体的なアドバイスをしなければいけません。
しかし、ブラック企業は基本的に「努力して自分でやれ」という形で教育をしません。
努力や前向きになるといった精神論も大切です。しかし、業務は精神論以上に「教育」を正しくすることで早く上達します。教育をできない企業は社内のコミュニケーションもおかしいことが多いです。
【ポイント5】社員を下に見る
こんな言葉を言われた経験はないでしょうか?
「そんなこともできんのか」
「それぐらい一人でやれ」
分かる・・・。思い出しただけで腹が立つ!!!
春川
ブラック企業の上司は「叱る」や「教育」が苦手です。
人を下に見ないと言えないような暴言を、口癖のように言ってきます。
こんな言葉をあなたは真剣に聞く必要はないので、クズ上司の言葉は聞き流しましょう
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【ポイント6】面接で具体的に答えない
今では有名になっているのが面接官が具体的な業務内容を答えないということです。
本来であれば
「あなたには〇〇の業務をしてもらいます」
「〇〇といった技能を身につけてもらいますが大丈夫ですか?」
など業務内容を伝えたうえで採用や不採用を決めるのが筋ですが、
ブラック企業は「頑張ればすぐに昇格できる夢のような会社です。」
といったように抽象的な言い方ばかりします。
ブラック企業は業務内容や残業時間などなるべく隠そうとする傾向があります。
【ポイント7】会社が汚い
よく言われるがの「トイレが汚い」
これは本当です。
僕も実際に見てきましたが、トイレが汚い会社で良い会社というのはありません。
ただ一般の人が面接時にトイレを借りるのは勇気がいりますよね?
企業の玄関や会社周辺を見てください。
ちゃんとした企業はお客様におもてなしする心をもっているので、外見もきれいにこだわっています。
僕が見てきたブラック企業の社長は
「工場の玄関なんかこれぐらいの扉で上等じゃ」
などと言って工場の中も雨漏りでバケツだらけになっています。
社長や役員が会社の清潔さを気にしない企業は共通してブラックです。
まとめ
この記事ではブラック企業の特徴と共通ポイントについてお話しました。
ブラック企業に明確な定義はありませんが、給料や人間関係など多くの特徴があります。
そして、ブラック企業には7つの共通ポイントがあります。
- 離職率が高い
- 常に求人募集
- 勤務時間をごまかす
- 精神論を語る
- 社員を下に見る
- 面接で具体的に答えない
- 会社が汚い
ブラック企業で働かないように転職先選びは慎重にしましょう。