雑談がうまくできないときに試したい対処法
仕事をしていると「雑談をしたいけど何を話したらいいか分からない」「自分から話しかけるのが苦手」「面倒だからもう雑談しなくてもいい」何て思うことってありますよね。
私は業務上このような悩みを持つ方と毎日のように接していますが、この悩みをもつ多くの人はコミュニケーション力を上げたいと考えています。
すぐに雑談できるようになるかというと難しいと思うかもしれませんが、実は多くの人が見落としている点があります。
そこでこの記事では雑談がうまくできないときに試したい対処法について紹介します。
雑談ってそもそも何?
雑談には実は答えはあまりありません。
休憩中や仕事前、仕事の後などちょっとしたときに同僚や仲間と話すものですが、趣味でも良ければ休日の過ごし方、家族のことやペットのことなど、ある意味何でも雑談に変わります。
とはいえ雑談に悩む方の多くは、「テーマがあれば話せる」「テーマがないから雑談が何を話せばいいか分からない」と悩むものでしょう。
雑談は「話す」より「聞く力」が大切
この記事で一番伝えたいことは、雑談がうまくなりたいなら「話す」のではなく「聞く力」をつけることです。
あなたが普段仕事やプライベートで、「話してよかった」「この人と話すとなぜか楽」と思うときってどんなときですか?
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実は聞くことが上手い人の周りには自然と人が集まります。
メンタルノイズ心理学協会チェアマン(会長)である山根洋士氏は、著書「なぜ、あの人には何でも話してしまうのか」では何でも話してもらえる人の共通する聞き方の秘訣は以下と言っています。
- 受容
- 共感
- 自己一致
受容が雑談に結びつく
雑談でも仕事の話でも、自分が話したことに対して「でも・・・」とすぐに言う人と、最初に「なるほど」と受け入れてくれる人とだと明らかに後者の方が話しやすいですよね?
受容とは、相手の価値観や考え方を無条件に受け入れることを言います。
相手が話しかけたときに、以下のような短い言葉を言うだけで、相手が勝手に雑談をし始めるようになります。
- そっか
- なるほど
- そうなんですね
言われるとそんなの簡単と思えるのに、意外とこのような受容を最初にしないで自分の考えを言ってしまうことが多くあります。
共感で雑談に繋げる
共感とは、相手の感情を想像して理解することを言います。
例えば
しかし、言われたときに「もしかしたらこの人は昨日嫌なことがあったんじゃないか」「今日の仕事で悩んでいるのではないか」などと想像すると、違った視点で気づくこともあります。
そのような気遣いは言葉や行動に自然と現れますので、その結果相手との自然なコミュニケーションに繋がります。
雑談は話すよりも聞くことから
雑談をうまくしたいと思うときに、多くの人は何を話そうと思うでしょう。
しかし、「どうやったら相手が話しやすいか」に焦点を当て、「何を聞いてみよう」と変換してみましょう。
相手の好きなもの、趣味、興味のあるゲームや本などを考えていくと、最初は分からなくてもだんだんコツをつかめてきます。
相手も自分の好きな話を聞いてくれるのは嬉しいため、あなたが聞くことに力を入れることで、自然と雑談が始まります。
また、もっと言うと相手の言葉をただうなずいたり肯定したり、共感するだけでも相手は気分が良くなります。
そのため、雑談をするためにはまずは聞くことを意識してみましょう。
まとめ
この記事では雑談がうまくできないときに試したい対処法ついてお話しました。
雑談は何を話すかというようについ話す側の視点になってしまいますが、一度聞く側の視点になってみましょう。
例えば「休日は何をしたんですか?」「最近食べたお店はどこですか?」「その服どこで買ったんですか?」と言った質問でも、相手は無視したりしないでしょう。
もちろん緊急の仕事を行っている途中のときに話すと良くないですが、休憩中や朝仕事に行ったとき、または帰る前なら自然と雑談がしやすい状況ですので、是非一度試してみましょう。