企業が協調性を求める理由と魅せる対策
最近の企業はノウハウや専門スキルと一緒に協調性を求めてきます。
特に未経験の職種であれば面談の際に重要視されるのですが、一体なぜ企業は協調性を重要視するのでしょうか?
この記事ではその企業が求める理由と魅せるための対策をお伝えします。
協調性って?
協調性とは一般には以下のような意味合いを持ちます。
協調性(きょうちょうせい)とは異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する素質。
これを企業の具体例で言うと「一つのプロジェクトをチームで協力して成功させる」などがあります。
企業が協調性を求める理由
企業は面接時にも協調性を確かめることがあります。
履歴書や面接当日などあやゆる面で見られるポイントですが、なぜそんなに求めるのか。
理由は以下の通りです。
一人でできる仕事は限られている
どんなに優れた人材でも、一人でできる仕事には限界があります。
企業は普通「営業」「製造」「事務」「販売」「経理」などというように役割分担をしています。
そして、製造の中でも課や係などに細分化され、同じ部署の中でも担当が存在します。
たしかに作業は一人でしてても、必ず誰かとは業務の話もしますね
春川
社員は自分に与えれた仕事をするのが当然ですが、次の工程や一緒に仕事する仲間と協力しなければいけません。
そこで協調性のある社員の集まりであれば、「他の人の仕事もスムーズに」という頭も働いてスムーズに仕事が進みます。
一人のスキルだけ優れていてもだめ
例えば英語、フランス語、中国語、スペイン後のように多くの言葉を話せる営業がいたとします。
仕事を取ってくる能力は一流ですが、他の営業や製造側、後輩などと全く協力できない社員であればどうなるでしょうか。
どんどん仕事を取ってくるのはいいけど、他の営業と全く連携を取らないので製造の負荷バランスはぐちゃぐちゃ。
製造側に注意事項や補足も伝えることもできない人であればトラブルも起きます。
よって、いくら仕事ができても協調性のない社員は足を引っ張ります。
複数部署でも応用できる
中小企業などは一人の社員に複数の仕事をふることが多いです。
例えば和菓子製造の部署に配属されてマドレーヌづくりをしていても、クリスマス時期にはケーキ作りの手伝いとなります。
そういうとき、以下の2つであれば企業にとって大きく違います。
協調性のない人 → 自分の仕事じゃないから定時で帰る
このように2つで全く違いますが、残念ながら協調性のない人は多いです。
協調性を魅せる対策
企業が協調性を必要とする理由が分かったなら、転職や面接の場合はどうしたらいいでしょうか。
人事の方に試されることもある協調性ですが、魅せる対策はしましょう。
「協調性があります」はNG
アピールしようとするとついつい協調性があると言いたくなりますが、そのまま言うのはおすめしません。
面接なら特にですが、「何の根拠で協調性があると言える?」と追及されやすいです。
協調性を魅せるのであれば、具体例に示すことで説得感があります。
具体的エピソード
普段の業務や、会社から任された業務で「チームで協力してした仕事」を挙げましょう。
会社の業務改善などを目的としたTQC活動などしていれば履歴書にも書きやすいです。
吉良
- Why → なぜ
- Wwat → 何を
- Who → 誰が
- When → いつ
- When → どこで
- How → どのように
魅せる具体例
僕が初めてのリーダーを務め、半年間(When)という限られた時間の中で、各工程の時間のロスを徹底分析(How)し、不要な在庫処分や事務所(Where)のデッドスペースの活用に成功しました。
取組前と比べて作業スペースが10%増え、同僚からも感謝を受けました。 このようにメンバーと協力して一つのことを成し遂げるのが好きで、貴社に入社してもメンバーと協力して業務に取り組んでいきます。
今回は5W1H全て入れたので文章が長くなりましたが、実際の場合はいくつかに省略してもかまいません。
そして、魅せるコツとしては文章の中に功績(例であれば作業スペース10%)を入れることです。
これにより企業からのイメージをグンと引き上げます。
専門スキル以上に大切な場合も
協調性は専門スキルより重要視されることも多いです。
特に「未経験OK」の業種であれば、専門スキル以上に協調性やコミュニケーション力が重要視されることが多いです。
理由としてはさまざまですが、企業によっては「専門スキルは入社後に教育する」という方針の場合もあります。
まとめ
この記事では企業が協調性を求める理由と魅せる対策についてお話しました。
- 一人でできる仕事は限られている
- 協調性は複数部署でも応用できる
- 具体歴エピソードで魅せる
- 5W1Hで魅せる
履歴書や職務経歴書などは最初はなかなか難しいですが、繰り返し書くことで上達します。
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