円満退職ができない方へのとコツとアドバイス
会社を辞めるなら円満退職をしたいものです。この記事では最低限守りたいコツを伝えますが、それでも円満退職できない場合のアドバイスもお伝えします。
円満退職のコツ
まずは円満退職のコツを6個解説します。
やはり「誰に」「どのタイミングで」「どのように」など重要なことが存在します。
退職の意思を固める
あなたが本当に退職するか、自分の意思をはっきり持ちましょう。
多くの場合は引き留めの言葉を言われますが、中途半端に残ると
「また辞めるかもしれない」
など居心地が悪くなります。
そして、僕の経験ではそこで残っても結局あとで辞める場合が多いです。
また、上司が引き留めるのはあなたの将来を考えているからではなく、自分のためです。
あなたが辞めると業務に支障がでるのですが、上司は以下のことは考えて引き留めます。
- 新人にまた最初から指導しなければいけない
- 会社の中で自分の評価が下がる
- 良い人に思われたいから一応引き留める
- 求人募集や手続きが面倒
いろいろ教えてもらったのに辞めるのは気が引けるかもしれませんが、あなたの将来を保証してくれるわけではないので意思を強く持ちましょう。
誰から伝える?
最初に伝えるのは直属の上司です。
これは絶対であり、仲の良い同僚や後輩などに先に伝えてはいけません。
内緒でと伝えても情報は不思議と漏れますし、上司が自分より他の人間に伝えていると分かると円満退職がまず不可能になります。
退職を言うタイミング
法律的には2週間前以上であれば問題ありません。
しかし、できれば以下の3点を意識しましょう。
- 会社の就業規則を確認
- 有給消化の日数プラス引継ぎ期間
- 過去に同じ会社で辞めた人たちの期間
会社にもよりますが、しっかりした会社であれば有給消化を行ってから退職されます。
そして、会社としては新人を募集したり引継ぎ期間が必要となります。
引継ぎ期間としては2週間から1カ月をもちましょう。
※業種によっては引継ぎが不可能な場合も多々あります。しかし、早めに報告することで非常識と思われなく円満退職できる確率があがります。
退職の伝え方
上司に伝えるときは必ず直接伝えましょう。
メールや電話は印象を悪くしますし、そのあと結局呼ばれる確率が高いです。
辞める時の一番嫌なのは上司に伝える日だと思いますが、伝え終わるとすごくすっきりします。
最終日まで手を抜かない
辞めると決めたらやる気がなくなりそうですけどね
春川
報告後から辞めるまでの期間はすごく大事だよ
吉良
辞めると決めたら責任ある仕事や難しい仕事などは頼まれなくなります。
しかし、だからといって手を抜いてはいけません。
辞めたあとにプライベートで会う可能性もありますし、最後まで全力で仕事をする人って自然な形で円満退職できます。
悪口を言わない
本心は「仕返ししたい」とか「溜まってた不満を全部言いたい」と思うところでしょう。
実際にそういう人も僕は見てきました。
しかし、それが報われることって基本ないですし、自分への嫌悪感が残るだけです。
退職日まで関係性が悪くなりますし、良いことが一つもないので悪口はやめましょう。
会社に残る人にとって給料面の指摘は反論したくなるポイントです。
給料への不満はほとんどの人が持っていますが、退職する人への共感はなかなかもたれにくいものです。
感謝の言葉を
最後に必ず感謝の言葉を言いましょう。円満退職をする場合は、この会社の言葉があるかないかだけで全然違います。
「どこかでまた会ったら仲良くしてください」
こんな些細な言葉でも、退職する人の最後の言葉って結構印象を強く持たれます。
円満退職ができない場合
ここまでのコツを伝えても円満退職ができない場合もあるでしょう。
『そもそも退職させてもらえない』か『人間関係を悪くしてしまった』かの2つあると思います。
そちらについても一つずつ見ていきましょう。
退職を認められないときは労働基準局へ
上司から退職を認めてもらえず、いつまで経っても通常通り仕事をさせてくる場合もあるでしょう。
その場合は労働基準局です。
あなたの人生なので、ズルズル引き延ばされて邪魔されるわけにはいきません。
Google検索で
というように県名と相談を入れて検索すればすぐにでてきます。
円満退職を諦める
人間関係が完全に崩れてしまった場合、きっぱり割り切りましょう。
ここまで円満退職できるように話してきましたが、仲が崩れてしまった場合は仕方ありません。
「もう会う確率は少ない」と諦めて、ストレスを抱え込まないようにしましょう。
ただ、この記事で書いたコツをこなして最後まで業務をしっかりこなせば、最終日には不思議と円満退職ができることも多いです。
僕の経験でも、最終日のあいさつのときに文句を言ってくる人はいませんでした。
まとめ
この記事では円満退職ができない方へのとコツとアドバイスについてお話しました。
人間関係が崩れてしまった場合は仕方ないと割り切るのも大事です。
ただ、それでも最後まで業務に真剣に取り組み、引継ぎなどもしっかりしましょう。
最終日までつらいと感じることもあるかもしれませんが、やれることはやったという人の場合は自然と円満退職できるものです。
そして、重要なのは退職よりも次の転職先でうまくいくことです。
もしまだ転職先が決まっていない状態であれば、転職エージェントも活用するなどして失敗しないように確実に転職しましょう。