ITにおけるゼネラリストとスペシャリストの違い。それぞれのメリットは?
ゼネラリストとスペシャリストってよく比較される言葉ですが、ITにおいてそれぞれの違いとメリットは何なのか。
転職を考えている人などは特に見てもらいたい記事です。
ゼネラリストとスペシャリストの違い
ゼネラリストとスペシャリストは有する知識の深みや種類に違いがあります。
- 種類を限定せず広範囲の知識や技術を持つ人
- 一つ一つの知識は60%程度
- プロジェクトの統括やまとめ役をすることも多い
- 特定の分野で深く優れた知識や技術を持つ人
- 各工程や部署で課長などに昇進しやすいとも言われる
- プロジェクトの中では一部を任される
ITにおけるスペシャリストって?
ITにおけるスペシャリストでは、単なるプログラマーはスペシャリストとは呼ばれません。
以下のような知識を専門に持っている人をスペシャリストと呼ばれています。
■通信
■医療
■暗号化技術
■アプリ開発など・・・
ゼネラリストよりも高いレベルが求められます。
さらにはそれぞれの向いている人やメリットなども見ていきましょう。
ゼネラリストってどうなの?
ゼネラリストは浅く広い知識を持つことになります。
スペシャリストもゼネラリストも簡単なわけではなく、どちらも多くの知識や勉強は必要となります。
向いている人
ゼネラリストに向いている人は以下のような方です。
- 多くのことに関心を持つ人
- まとめ約など総合的に判断するのが好きな人
- 100%までいかなくても次の物事に取り組める人
- リーダーシップやコミュケーション力がある人
各スペシャリストをまとめたりすることもあるので、リーダーシップ力がある人が向いています。
ゼネラリストのメリット
ゼネラリストの一番のメリットは多くのことに柔軟に対応できることでしょう。トラブルや課題があったときに、誰に何を依頼すれば解決するか。
どんなプログラムが必要かなどを判断することができます。
また、企業の中では部長や役員など上の位置に立つ人は複数の知識が必要となります。
デメリット
スペシャリストや一部の同僚からは
「何をやっても中途半端」
「一番と言えるものが一つもない」
というような評価を受けることがあります。
総合的な判断を任せられることは多いですが、プライドの高いスペシャリストからは専門分野では下に見られることもあるので、まとめるときに苦労することもあります。
ITのスペシャリストってどうなの?
スペシャリストの場合は、企業の欲しているスキルを持っていれば貴重な人材となります。
もし企業がセキュリティを強化したいときにあなたがそのスペシャリストであった場合、面接などすぐに突破するでしょう。
また、同じ業種のスキルを持っている人の中でも、中級者にできないこともできるのであればかなり市場価値の高い人材となります。
向いている人
スペシャリストに向いている方は以下の通りです。
- 一つのことを極めれる人
- プライドを高く持ち、この分野なら負けないという武器を手にいれたい人
- 中級程度で満足せずに追及できる人
- 与えられた仕事を確実にこなせる人
ゼネラリストと違い、スペシャリストは技術をさらなる高みまで極めなければいけません。
一つに絞るといっても学ぶ姿勢は必要です。
スペシャリストのメリット
スペシャリストのメリットとしては、特定の分野からは絶大な信頼を得ることです。
例えば
「〇〇の部分はあいつ一人に任せとけば確実だ」
「〇〇に関しては部長よりも上だ」
などと高い信頼を得て、レベルの高い仕事も任されます。
現代では特に何か一つでも特化しているというのはオンリーワンの物を創り出すので必要とされます。」
デメリット
スペシャリストのデメリットは需要がなくなれば相手にされなくなることです。
ITで言えば、古くなってきているとも言われるPHPでも需要があるので人気です。
しかし、現在注目を浴びているAIなどでも「いずれ必要とされなくなる可能性がある」と危機感を指摘する人もいます。
企業が求める技術のスペシャリストであればいいのですが、時代から見捨てられてしまえば宝の持ち腐れとなります。
企業はどっちを求めるの?
スペシャリストっていう方が響きがよく聞こえますけどね・・・
春川
実は企業によって求めるものが違います
吉良
多くの方が疑問になる論点ですが、どちらがいいかは賛否両論です。
IT経験者の意見も含めて考えましたが、スペシャリストを好む企業があればゼネラリストを好む企業もあります。
スペシャリストもゼネラリストへ
元々が特定分野を極めたスペシャリストでも、管理職になれば必然的にゼネラリストに近づきます。
どうしても総合的な判断となると、複数の知識を広く浅くもたなければいけなくなります。
ただしゼネラリストが良いというわけでもなく、僕が雇う立場でも欲しいと思うのはすぐに戦力になるスペシャリストです。
どちらがいいかはやはり企業が求める人材で違います。
ゼネラリストは専門知識以上に・・・
ゼネラリストの場合は、様々な意見をまとめて総合的に考える判断力や分析力、
人との会話をスムーズにするコミュニケーション力が必要となる場合もあります。
また、派遣業務のように常に新しい業務をこなす会社もあります。
そういった場合、今ある専門知識以上にゼネラリストは向上心やリーダーシップなどが重要視されることもあります。
面接で聞かれる可能性が大きい
実際の面接では
この場合、「どちらでも」のような答えや理由のない答えはやめておきましょう。
企業によって欲しがるタイプはあるのですが、根拠を含めて前向きな理由でどちらか答えるようにしましょう。
自分の考えがはっきりとある人はその場で印象が上がります。
事前に調査
企業がスペシャリストを求めているのか違うのか。
自分ではなかなかはっきりと区別がつかないときもあります。
こういう場合は転職のプロである転職エージェントを活用しましょう。
プロといっても最初から最後まで無料で利用できますし、合性が合わなければ他のエージェントを利用するのもおすすめです。
ただどこの転職エージェントにするか悩むようであれば、ITであればITの転職に特化しているレバテックがおすすめです。
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まとめ
この記事ではITにおけるゼネラリストとスペシャリストの違い。さらにはそれぞれのメリットについてお話しました。
どちらもメリットとデメリットが存在し、どちらがいいかという答えはありません。
もし転職や年収アップを考えているのであれば、多くの転職者を成功させている転職エージェントを利用することをおすすめします。
- ゼネラリストは広範囲で知識を持っている
- スペシャリストは特定の仕事を極めている
- 企業によって求めるものは違う
- 悩んだり年収UPであれば転職エージェントへ