【転職体験談】製造業で働いてめちゃくちゃ楽しいと思ったこと
製造業で働いて10年以上経ちますが、実際に製造業で働いて楽しかったや必要だと思うスキル、面接で質問されたことなどをお話します。
製造業で楽しいと思ったこと
僕はバイトや部署異動、会社の経営悪化などで複数の製造業を経験していきました。
会社としてはどれも製造の業種ですが、「組立」や「機械オペレーター」「製造全般」「配線」「CAD」などいろんなことを経験しています。
そこで実際に楽しいと感じたり、やりがいを感じたのは以下の通りです。
モノが完成したときの楽しさがすごい
例えば精密部品の加工をしていたときは、「30万円もするモノを自分が作れた」という達成感がめちゃくちゃ嬉しかったです。
ケーキ作りをしたときは、「入学おめでとう」などのネームプレートを作ったりケーキが仕込みから完成されるまで担当してきたので、毎日充実していました。
特に入社時は「こんなのできるか!」なんて思っていたものを1年後には自分で作れるようになったという瞬間は本当に楽しいです。
効率化を自分で考えれる
製造業ってマニュアルが結構少ないです。
あったとしても、マニュアルはあくまで基本なのでみんな守りません。
これが製造業では驚くほどすぐに結果が見えます。
例えば
- 部品の棚をこっちに変更
- 先にこの作業を終わらせておこう
- 納期は違うけど、この仕事は一緒にやっておこう
- 次の工程のためにメモを書いておこう
こんなふうに日々効率化ができます。
そして、次の工程の人に役立つ効率化や時間短縮したときは、同僚とも仲良くなります。
日常生活に応用できる
組立作業ではねじの締め方、強さ、適正工具など多くのことを学びました。
それが結果的に、家で家具を購入した時も適正工具などが瞬時に分かって役立ちます。
また、ケーキ作りのように食品を扱っていると、
このケーキはアメリカ産のイチゴを上に乗せてる
吉良
なんて思ったこともあります。
商品の裏側を知っているので、見ただけで作業者のスキルなども判断できたりするので便利です。
休みが多い
ほとんどの工場は土日が休みだったり、年末年始やゴールデンウィークの休みが多いです。
営業のように休日まで接待なんてこともないし、仕事の時間も毎日大体決まっています。
サービス残業なども最近は法律の規制のおかげでだいぶ減り、働きやすい環境になりました。
製造業は事前に年間の休みが分かるので、旅行などの日程も決めやすいです。
いろんなスキルがつく
これは実際に働いてみると意外だと思うのですが、組立で入社しても組立業務で終わることは少ないです。
工場などでは忙しい部署と暇な部署というのがどうしても発生し、手伝いに行くことが多いです。
現在の僕であればCADも使っているので
- ドリルで穴開けして → いいですよ
- 組立が人が足りん → パッキンやねじでもつけましょうか
- 配線が納期間に合わん → 最初にやり方だけ教えてもらえたら圧着処理しますよ
- 穴あけ用のゲージ作ってくれ → それならこういうゲージを準備しますね
もう何でも屋さんです(笑)
なので、複数の転職や部署異動、業務経験というのもいろんなスキルが身について便利です。
製造業のデメリット
逆に製造業のデメリットをお伝えします。
汚い、不衛生
おそらくみなさんが想像するように、工場の中は不衛生です。
食品関係の製造は逆に「髪の毛1本も落とさない」というような徹底した衛生管理でしたが、鋼板や機械部品を扱う製造業であれば汚いです。
僕は手が汚れるのがかなり嫌だったので、毎日手袋やマスク、やたら手を洗うなんて人間でした。
ちょっと潔癖症のある人はこうなります。
管理職を嫌がる人が多い
いろんな製造業を見てきましたが、全体的に「課長や部長に上がるのはめんどくさい」「会社の人間になりたくない」なんて人が多いです。
僕にとってはそれが愚痴を言いやすい人間の集まりでしたが、いざ指導する立場になるとやる気のない社員に見えてしまうこともあります。
製造業は手を抜こうと思えばサボれることが多いので、やる気のない人も結構多いです。
給料が低い
今でも給料はかなり不満です。
製造業は営業職やエンジニアと比べて給料が低いです。
中にはありえないぐらい会社に貢献する人や改善する人も多いのですが、給料として大幅に上がることが少ないです。
女性が少ない
割合的には8割か9割ぐらい男性というぐらい女性が少ないです。
製造業であればどうしても事務系の部署だけ女性がいて、現場の方は男だらけです。
同性のなので気を遣わずに何でも言えるし、セクハラとか言われることもないので楽ですが、男だらけなので華がないです。
製造業に必要なスキル
実際にで働いて、製造業に必要だと思うスキルをお伝えします。
溶接であれば溶接の経験者が優遇のようなことは当然ですが、正直なところ製造は未経験でも採用されやすい業種だと思います。
モノを作るのがとにかく好き
やはりモノを作って「楽しい」と思える人は向いています。
作るより「話術で仕事を取りたい」なんて人は営業向きですし、「運転が好きで力仕事が得意」なんて人は運送業です。
自分で考えて効率化を考えてモノづくりしたいという人は特に製造業に向いています。
最低限のコミュニケーション能力がある
製造業って意外と人との関わりが多いです。
コミュニケーションといってもスーツで社外の人ということはありません。
必要あのは「同僚」や「先輩」たちと協力できるコミュニケーションです。
どうしても納期の具体や業務の流れで、他部署とのやりとりも生まれます。
なので、コミュニケーションのスキルは最低限の程度でも必要です。
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まじめで誠実
製造業は手を抜くことができます。
でも、さぼる人って結構バレます。
周りが言えないぐらいの実力があればまだいいのですが、やはり転職時には「まじめで誠実」なのかを判断されます。
面接時に遅刻や失礼な態度などは絶対に取らないように気をつけましょう。
様々な業務を引き受ける
この記事の途中でもお話したように、他の部署の手伝いに行くことが多いです。
なので、上司から「〇〇の手伝いに行ってくれ」なんて言われることは多いです。
特に組立のように未経験でも即戦力になる部署などは、普段ぎりぎりの人数しかいないことも多いです。
なので、本来の業務以外の仕事もOKできる人材は企業に良い印象を与えます。
転職時に面接で困ったこと
面接では「前職を辞めた理由」や職歴などはまず聞かれます。
そして、それ以外で実際に言われて困ったことは以下の内容があります。
体験1「商業系の学校から工業系で働こうと思った理由は?」
僕は高校を商業系の学校に行き、すぐに工業系で働きました。
転職時の面接では必ずこの質問をされます。
いつも「商業と工業の両方をしたかったから」というように前向きな言葉を言っていますが、面接官もこの質問は特に重要視していないようです。
体験2「前職と全く違う職なのはなぜ?」
体験談で言うと、僕は
こんな経歴を持っていました。
どれも製造業ではあるのですが、面接官からすると全く違う業種のようです。
たしかに業務内容も得た知識も全く違うのですが、第3者と自分が思う価値観はやはり違うようです。
最初から最後まで無料なので、活用できるものは活用しましょう。
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コミュニケーション能力はありますか?
コミュニケーションは大丈夫です。
吉良
僕は反射的に断言した記憶があります。
実際には「営業なんか絶対できない」というようなコミュニケーションが不安なタイプでしたが、面接では模範回答と思ってすぐに大丈夫といった記憶があります。
働いてみると確かに必要ですが、社外ではなく同僚と普通に会話ができたらいい程度です。
転職時にはおそらくほとんどの企業といういうぐらいコミュニケーション能力を問われますが、面接時には自信をもってできますと言った方がいいです。
まとめ
この記事では製造業で働いて楽しいと思ったことについてお話しました。
もちろん楽しいことだけではないので、デメリットや必要なスキルも一緒にお伝えしました。
- モノが完成したときが楽しい
- 日常生活にも応用できる
- 休みが多い
- 同僚と話す程度のコミュニケーション能力は必要
結果的には製造業で働いてすごくよかったと思います。
休みが多いので予定も立てれるし、得た知識は結構役立ちます。
そして、何よりモノが完成したときの楽しさは格別です。
未経験の方でも製造業は採用されやすいので、積極的に挑戦してみましょう。
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