上司が仕事できない会社の危険性
仕事ができない上司って多くいます。それが他人事ならいいのですが、自分の上司の場合は危険です。
もしあなたが能力のあるスキルを持っていたり仕事をこなしたとしても、だめな上司の元では給料は上がりません。
人生の大きな時間を占める仕事を無駄にしないためにも、今回は仕事ができない上司がいる理由や危険性、仕事ができる上司についてお話します。
【上司の違い】
だめな上司では将来もない。
期待と違って上司は成長しない
仕事ができない上司がなぜいるの?
まずは上司がなぜ仕事ができないのかという理由を考えてみましょう。
過去に複数の会社を見てきましたが、仕事ができない上司にはいつかのパターンがあります。
管理職に向いていない
現場の仕事ができるといっても管理職ができるとは限りません。
管理職となると「指導力」や「判断力」「管理能力」など様々な能力が必要となります。
出世するときには上記のような能力を見ずに管理職につく人は多いため、役職につくと全く向いていない人だったという場合があります。
自分を過信する
会社から評価を受けて地位を得ると、人は「自分は能力の高い人間だ」と考えます。
自信はモチベーションを高めるために良いことではあるのですが、自分の能力を過信して「部下より何でもできる」と勘違いする上司がいます。
ですが、実際には部下にも得意なことがありますし、上司が持っていないスキルや経験を持っていることも多々あります。
現実的には上司は「自分が正しい」という思い込みから部下の話をしっかり受け入れない人がいます。
吉良
実力がないのに出世した
出世する人といっても運や偶然の場合があります。
- 偶然担当した案件が高案件だった
- 同じ部署の人が管理職を嫌がる人の集まりだった
- 飲み会で部長に気に入られた
- 年齢や経験年数が上だったから
- 売り上げの数字だけで昇進した
実際にあった営業の話では、
「入社して担当になった客先が利益のでる案件だった」という強運だけで高い売り上げ高を持ち、「一度も新規顧客を取ったことがない」という実力のない状態で課長になった人もいます。
結果的には部下に指導する能力もなく部署全体で足を引っ張るチームとなっていました。
だんだん仕事できなくなる
上司によっては最初は仕事ができたのにだんだん仕事ができなくなるという人もいます。
人の上になる立場になると、さぼろうと思えばいくらでもさぼれるんです。
なぜなら自分が仕事の割り振りを決めることができるため、嫌な仕事は自分以外の経験年数の高い人に渡せますし、各担当者を決めることで責任を分担することもできます。
しかし、限度を考えずに何でも人に任せるのは仕事ができない上司
上司が仕事できない危険性
自分の上司が仕事ができない場合、これは自分に大きく影響を与えられます。
以下の危険性を必ず知っておきましょう。
正当な評価をされない
だめな上司は部下を正しく評価することができません。
特に典型的だったのが会社の中で自分のポジションを最優先する上司が存在していたという実例です。
事前に決めていたリーダーに責任を負わせ、一方的に叱って「おまえが悪い」と強調する
補助金の申請などの重要書類なども全て部下に作らせ、役員の集まる会議での発表のときだけ上司が成功をアピールする
すごいと思ったのが本当にこのような手法で取り締まり役まで上がる人がいることです。
実際に書類を作成したり努力をした社員は一切評価をされず、問題が起きたときの責任だけは全て負わされていました。
給料が上がらない
先ほどのような例では当然給料は上がりません。
報酬や評価は全て上司がとっていくので、社員がいくら頑張っても上層部は知らないんです。
他の部署の課長や先輩、一部の人が事実を知っていたとしても、給料を上げる査定にはなかなか関与ができません。
面倒な仕事は上司はやらない
仕事ができない上司は難しい仕事をやるスキルをもっていません。能力がないのに偶然出世した上司は難易度の高い仕事を嫌いますし、失敗するリスクを負うぐらいならほかのベテランに任せます。
仕事ができる上司ならアドバイスやフォローなど行ってくれますが、だめな上司の場合は本当に丸投げ状態です。
部下の悪口は超一流
だめな上司の特徴でもあるのですが、部下の悪口は常に言います。
これは助言や叱るといった優しさではなく、冷たく引き離すような言葉です。
そして問題なのは部長や取締役がその言葉を鵜呑みにし、「その社員が能力が低い」と信じてしまうことです。
中には直接本人に悪口を言う上司もいますので、以下の記事も見てみましょう。
上司は簡単には変わらない
プライドが大きく邪魔をする
問題なのは上司があなたの期待するように良くはならないということです。
「そのうち自分を評価してくれるはず」という感情を持つかもしれませんが、だめな上司というのは本当に「いかに自分が出世をするか」を考えています。
なので自分の立場が悪くなるようなトラブルを起こさせると激怒しますし、反論だって認めません。
そしてプライドだけは異常に高いことが多いので、
などといった進言も認めません。
大体の場合は否定から始まります。
上層部への自己アピールは神業
部下を悪くいうことは多いのに、自分の評価を上げる言葉は達者です。
例えば板金の会社の実例でいうと、
しかし、実際に現場の社員の言葉は
と愚痴っていました。
ただ結果的にはこの上司はアピール力がすごかったので自分の評価だけ役員から賞賛されていました。
このような上司は何年経ってもその性格が変わることはありません。
仕事ができる上司も存在する
今回は仕事ができない上司を例に出しましたが、実際は仕事ができる頼れる上司もいます。
そのような上司がいる部署は雰囲気もいいですし、部下も自然と上司を慕います。
自分を認めてくれる
できる上司は部下の能力を素直に認めます。
例えば
- ドリルで穴開けは彼がナンバーワン
- 業務の進捗状況の管理は任せた
- この仕事は俺よりうまい
- 初めての仕事でもやってみな
などと部下の能力をどんどん引き上げようとします。
そして、もちろん難しい仕事などは任せるだけではありません。
失敗をフォローしてくれる
初めての仕事ってどうしても失敗が起きてしまいますよね・・・
春川
失敗やトラブルが起きたときこそ上司の力量に明暗が分かれます。
吉良
トラブルが起きたときの上司の対応は本当に全く違います。
仕事ができる上司はとにかく判断力やスピーディさが優れているのですが、部下に対しての指示する能力も高いです。
また、部署長同士の連携や社長への相談、部長への報告といった部下では動けないこともすぐに上司が動いてくれます。
メリハリがある
できる上司というのは褒めると叱るの使い分けもしっかりしています。
過去に会社で最速で出世した上司を見ていた時は、部下の良い分や意見を最後まで聞いたうえでアドバイスをし、間違っていることは理由を含めて叱っていました。
甘やかすのが正しいわけではないので、やはり正しい叱り方や助言をくれる上司というのは頼れると思いました。
まとめ
この記事では仕事ができない上司の危険性についてお話しました。
上司が仕事できない【だめな上司は自分の出世を優先】
- 上司が管理職に向いていない
- 自分へ正当な評価をされない
- 給料が上がらない
- 面倒な仕事は部下の仕事
- 部下の悪口は超一流
- 上司は簡単には変わらない
- 仕事ができる上司も存在する
世の中には仕事ができる上司はいっぱいいます。
今のあなたの上司がだめな上司である場合は、今の状況から抜けさすことも考えましょう。
いくら頑張っても評価されない現状より、正しく頼れる上司の下で働く方がスキルアップにもつながります。
自分の人生は自分で変えていきましょう!