新卒で辞めたいと言えない状況。会社と両親にどう伝えたらいい?
新卒でずっと辞めたいと思っているのに言えない。会社に言うのも親に伝えるのも難しい。
初めて会社を辞めるときは多くの人がこの問題にぶつかります。
そこで、新卒者が円満に辞めれるよう、新卒者が辞めるときのコツを紹介します。
【新卒者の方へ】
新卒者は世間的に見ると「これからまだまだ仕事がある」年代。進む勇気が新しい道を開く
目次
新卒で辞めたいと思う理由
厚生労働省のデータによると、初めての正社員で辞めた理由のトップ3位は「労働時間・休日日数」「人間関係」「肉体的、精神的に健康を損ねた」とういものです。
初めての正社員で辞めた理由(勤続期間3年以内)
辞めた理由 | 男性(%) | 女性(%) |
労働時間・休日の条件が良くない | 29.3 | 31 |
人間関係 | 26.8 | 29.6 |
肉体的、精神的に健康を損ねたため | 26.5 | 31.1 |
賃金の条件 | 26 | 24.2 |
自分がやりたい仕事と異なる | 26 | 23 |
キャリアアップ | 22.6 | 13.7 |
会社の将来性 | 21.7 | 16.3 |
参考データ:若年者雇用対策の現状等について「厚生労働省」
新卒で辞める人の割合
新卒でも辞めることは決して悪いことはありません。
3人に1人は入社3年以内に辞めているという状況なので、最初の会社があなたに合わない可能性は十分あります。
新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況
中卒(%) | 高卒(%) | 大卒(%) | |
平成25年 | 63.7 | 40.9 | 31.9 |
平成26年 | 67.7 | 40.8 | 32.2 |
平成27年 | 64.1 | 39.3 | 31.8 |
平成28年 | 62.4 | 39.2 | 32 |
平成29年 | 50.9 | 29.4 | 22.9 |
新卒者はなぜ辞めたいと言えない?
多くの新卒者が辞めたいと悩んでいるものの、実際にはなかなか言い出せない人が多くいます。
その理由としては以下のものがあります。
- 上司になかなか切り出せない
- 次の会社が決まるか不安
- いろいろ教えてもらった先輩に対する罪悪感
- 親に反対されそう
- 辞めることは逃げなんじゃないか
初めて辞めようと思ったとき、本当に言えなくてそのまま1年が過ぎていました・・・
春川
まじめな方や責任感のある人ほどなかなか言えません。しかし、辞めたいと思う意思を伝えると「案外普通に辞めれた」と思うものです。
吉良
辞めたいときの伝え方
どのタイミングで、どうやって伝えるかによって相手の反応はだいぶ変わります。
また、真剣に伝えるときは相手も自然と向き合ってくれます。
会社に辞めたいことを伝える場合
会社に伝えるときは以下のことを守りましょう。
- 一番最初に上司に伝える
- 「お話したいことがあります」と伝えて2人になる
- 昼休みや仕事前など、忙しい業務中を避ける
- 引き止められても断る
同期の同僚に先に話してしまうと、思わぬ形で上司に伝わって言い出しにくくなります。
また、2人だけで話す場所を作ってもらうことで親身に話を聞いてくれるようになります。
上司からは引き止められることがありますが、残ることはおすすめしません。一度辞めようとしたことを上司が忘れることはありませんし、優しい態度をしてくれるのも一時的なものです。
両親に辞めたいと伝える場合
辞めるときになかなか言えない相手が両親でしょう。
しかし、普段強く見える両親でも、話してみると意外な優しい言葉をかけてくれたりします。
「若いんだから次の会社も見つけれるよ」
「次を探したらいい」
筆者も親の立場になってから気づいたのですが、普段子供に厳しくしている父親も、一番大切に想うのは自分の子供です。
本音で助けを求めている言葉を聞くと少しでも力になりたいと思うものです。
新卒者が辞めるときの注意点
新卒者の場合つい辞めたいということに集中しますが、問題なのは次の転職先に失敗しないことです。
現在のあなたは「次の会社に求める条件」は明確に決まっていますか?
次の会社が自分の希望でない会社に行くと、つらい状況になります。
なので、以下の内容を実践しましょう。
- 在職中に次の仕事を探す
- 自己分析をする
- 在職中に転職エージェントに登録する
- 複数登録する
自己分析をする
「得意なこと」「好きなこと」「苦手なこと」「嫌いなこと」をそれぞれ20個ほど紙に書き出しましょう。
これ以上思い浮かばないというところまで書くことで、自分のやりたいことや就きたい業種のヒントが見えてきます。
そのあとは次の会社で絶対に譲れない条件を3つ書き出しましょう。
- 月給〇〇円以上
- 転勤なし
- 人間性が穏やか
面倒でも自己分析をしておくことで、次の会社の方向性に迷いがなくなります。
吉良
転職エージェントに登録する
転職エージェントに登録すれば、「職種相談」や「求人案内」「職務経歴書の書き方サポート」「面接対策」など様々なサポートをしてくれます。
プロのアドバイザーが無料で相談に乗ってくれるため、新卒者にも分かりやすく説明してくれます。
複数登録する
プロのアドバイスで便利な転職エージェントですが、欠点も存在します。
それは求職者とアドバイザーの相性が存在することです。
プロのアドバイザーといっても得意な職種や苦手な職種もありますし、人としての相性もあったりします。
また、「独占案件」と呼ばれるそのエージェントでしか応募できない案件も多数存在します。
その欠点を補うためにも、転職エージェントは3つ以上の登録がおすすめです。
新卒者が登録しておきたい転職エージェント
転職エージェントにも40代に強いエージェントがあれば外資系に強いエージェントもあります。
全国に数えきれないほどある転職エージェントですが、ここでは新卒者におすすめの実績力の高いエージェントを紹介します。
リクルートエージェント
転職成功実績No1であり、求人数も業界トップに君臨するのがリクルートエージェントです。
過去の豊富な実績から企業の情報も備えており、アドバイザーの質も高いことで定評があります。
営業や製造、事務、外資や医療など幅広い業種に対応しているため、今後の職種が決まっていない方にもおすすめです。
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総合評価 | |
地域 | 全国 |
得意な業界 | IT,医薬,機械,電気,その他全般 |
まとめ
この記事では新卒者が辞めるときのコツについてお話しました。
辞めたいときってなかなか言いにくいとは思いますが、実際に言ってみると親身に聞いてくれます。
上司も2人で話すと意外な過去を話してくれたりしますし、話すことであなたも前に進むことができます。
ただし次の会社を探す前に辞めてしまうと焦って希望でない職に就いてしまいやすいため、転職活動は必ず早めに行いましょう。
転職エージェントは在職者を歓迎してくれていますので、どれに登録するか悩んだら当サイト人気No1のリクルートエージェントがおすすめです。