仕事探しは何を基準にする?本当にやりたい仕事の見つけ方
「求人票を見てもいい仕事がない」「だんだん何が自分に合っているのか分からない…」
仕事を探していると、どんな仕事をしたいのかって分からなくなってきますよね。
こうした悩みを放置して仕事を探すと転職成功までにかかる時間が増えてしまいます。
そこで、仕事を探すのには一体何を基準にしたらいいのかという点について解説していきます。
仕事探しは悩むもの
「仕事内容「給料」「勤務地」「休日日数」「従業員数」など、次の仕事に求めるものって多くありますよね?
仕事は人生の中で多くの時間を占めるものなので、仕事選びを慎重になるのは正しいことです。
しかし、条件が高すぎると「就きたい仕事が全くない」という状況に陥りやすくなります。
自分では正当化していても全然進まなくて・・・。これってやっぱり心理的なものが影響しているのですか?
見習い
そうですね。心理用語を例に出すと、「現状維持の法則」が当てはまります。
吉良先生
現状維持の法則
『人間は選択肢が多すぎると、結局いつもと同じ選択肢を選んでしまう』という心理現象を現状維持の法則と呼ばれています。
これはプリンストン大学の行動経済学者エルダー・社フィール博士が提唱したことですが、仕事探しにおいても当てはまります。
例えば仕事の選択肢が「農業」か「武士」のどちらかであれば、選ぶのにそれほど時間はかかりませんよね?
現代では職種と言っても「医療」「IT」「運送」「製造」「事務」「福祉」「販売」というようにでてきますし、製造だけでも「食品製造」や「機械加工」など詳細が分類されます。
求人票を探していたら数百や数千もの数がでてきますので、どれを選ぶか本当に悩みます。
結果、現状維持の法則により「前職と似た仕事」や「想像がつきやすい職種選び」「前職と同じような待遇の会社」などが目につくようになります。
前職と同じような会社を選ぶと、また辞めたくなるリスクが高くなります。本能的にそれは拒否したいものなので、必然的に仕事選びが難しくなります。
吉良先生
仕事を探す基準
仕事がなかなか見つからないと言っても、自分の仕事を見つけないと収入的に困りますよね。
現状維持の法則に振り回されないためにも、大切なのは仕事を探す基準を明確にすることです。
手順としてはとても単純で、まずは「絶対に優先する基準」と「できれば希望している基準」を書き出します。
絶対に優先すること
分かりやすく説明するためにも、筆者が実際に転職する際に書き出した内容を紹介します。
- 仕事内容
- 給料が月給20万円以上
- 勤務地が県内
- 転勤なし
- 社風(面接官と合うかどうか)
この中でも特に重視していたのは仕事内容ですが、その詳細については後述します。
そして、家族や子供のことを考えると給料や転勤なしという条件は必ず必須となるものでした。
仕事を探すうえで上記が2個以上外れていたら応募はしませんし、基本的には全て当てはまる案件を選別します。
できれば希望すること
先ほどのような絶対的条件ではありませんが、できればこんな会社が良いという条件を書き出します。
希望する項目 | 詳細 |
休日日数 | 105日以上(土日のどちらか休み) |
退職金 | 退職金か退職金共済加入 |
従業員 | 10人以上 |
みなし残業 | 無し |
月の残業時間 | 平均30時間以内 |
駐車場 | 自己負担なし |
書き出した後は奥さんや旦那さんにも見せましょう。案外優先する内容は2人で違っていたりするので、紙を見せることで方向性が明確になります。
吉良先生
こちらで書いた内容は目安であり、複数当てはまらなくても応募します。
とはいえ全て当てはまらない案件は強いストレスになるため除外します。
仕事内容の基準
筆者が仕事を探すうえで最も重要視したものは仕事内容です。
どんなに待遇がよくても、自分が絶対にやりたくないと思う仕事であれば長続きすることができません。
逆に、自分がやりがいを持てる仕事であれば多少難易度が高くても壁を乗り越えれると言われています。
以下は当時実際に紙に書き出したものです。
- アドバイザー(人の役に立てること)
- 製造(食品、その他)
- 事務
- 設計
- CAD
- 組立
過去の仕事で本当に嬉しかったときのことを思い出すと、後輩などに教えて「教え方めちゃくちゃわかりやすいです!」「〇〇さんほど自分たちのことを親身に考えてくれた人はいない」などと人に喜んでもらえたときです。
人に教えるのは元々好きであり、自分の仕事で誰かの負担が減るのは本当に嬉しいものでした。
なので、未経験ですがアドバイザーという仕事を積極的に探すようにもなりました。
やりたくない仕事
求める条件を書き出すのも大切ですが、逆に絶対にやりたくない仕事を書き出すことで転職失敗のリスクを下げれます。
以下を参考にしましょう。
- 人から嫌われる仕事
- 営業(セールス)
- クレーム対応
- 下水処理(匂いがきついところ)
- 運送
- 介護
- タクシー
- 前職と類似の仕事
経験職は採用されやすいメリットはあるものの、人間関係で合わなかった人も転職先で同じような人種がいる可能性が高いです。
仕事の探し方
ここまでの自己分析が終わったら仕事探しになります。
ほとんどの人がハローワークや求人誌で仕事を探していますが、これらは全体の求人の中でもほんの一部しか載っていません。
また、ハローワークなどは企業が無料で掲載できるため、ブラック企業や給料の低い会社が多く含まれています。
転職エージェント
おすすめなのは転職エージェントを利用することです。
無料でプロのアドバイザーからサポートをしてもらうことができます。
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まとめ
この記事では仕事を探す基準についてお話しました。
次の仕事を探すときに、大切なのは「自分が求める会社に就く」ということです。 希望でない会社に無理に受かっても意味はありません。
人によって天職と呼ばれる良い仕事は違いますので、優先する条件を明確にして仕事を探していきましょう。