資格における取得や合格、修了ってどれが正しいの?
履歴書や職務経歴書を書くときに「取得」か「合格」かって悩むところです。
学生の頃は学校の先生が教えてくれましたが、やはり大人になっていざ書こうと思うと悩みますよね?
そこでこの記事では資格を書くときにどの書き方が正しいかをお伝えします。
取得と合格ってどっち?
所有している資格のうち、自動車運転免許証や医師のように免許証が交付されるものは取得という書き方になります。また、TOEICのように点数系の試験の場合も取得になります。
逆に合格と書く場合の資格は、漢字検定〇〇級や簿記検定〇〇など合格証を交付されるものです。
なんとなくは分かってもイメージがつきにくいので、具体的にどののようなものがあるかもう少し見ていきましょう。
吉良
漢字検定や簿記などは合格
上の図のように、簿記1級などという場合は「合格証書」を交付されます。
そして、具体的には以下のような資格も含まれます。
- 実用英語技能検定〇〇級
- 日本漢字能力検定〇〇級
- 日本商工会議所簿記検定〇〇級
- 実用数学技能検定
家にある証明書が免許証なのか合格証書なのかを見ると分かりやすいです。
簿記検定と言っても全商と日商でまったく意味合いが変わります。なので基本的には正式名称で記載しましょう。
免許のあるものは取得
自動車免許証のように免許証を交付されるものは取得です。
先ほどの合格の資格は知識の証明を示しますが、免許の場合は「その職務遂行を許される証」というように、専門職で必要となります。
具体的には以下のようなものがあります。
- 運転免許証
- 医師
- 薬剤師
- 理学療養士
- 看護師
- 社会福祉士
- 保育士
- 税理士
運転免許証がないのに運転すると罪になります。医師の免許がないのに治療すると違法です。このように免許の場合はなければ職務遂行ができないものが多いです。
吉良
修了はどういう場合とき?
他にも実は修了と記載するいう資格もあります。
2日間や数週間の実践のように、技能講習のものは修了のものが多いです。
こちらも具体例を紹介します。
- 玉掛け技能講習
- 床上操作式クレーン運転技能講習
- フォークリフト運転技能講習
- ガス溶接技能講習
- ボイラー取り扱い技能講習
会社で必要となるものが多いのですが、免許と違って難易度が低いものが多いです。
なので、一枚の修了証にまとめて記載されることが多いです。
全部「取得」って書くと採用に影響する?
ここまで書き方を解説してきましたが、実際は全部取得と書いてもそこまで採用に影響しません。
事例に挙げると
OR
合格と記載している日商簿記3級所持者
このような場合1級保持者の方が優遇されるのは想像がつきますよね?
なので、結論を言うとすべて取得でも問題はありません。
ただ、僅差のライバルと差をつけるためや安全策として正しい書き方をしておいた方が無難でしょう。
まとめ
この記事では資格における「合格」か「取得」かについてお話しました。
資格の書き方【大きく3種類】
- 合格証書のある漢字検定などは合格
- 免許証のあるものは取得
- 修了証がある技能講習などは修了
- すべて取得でもそこまで採用に影響しない
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