職場の人と合わないときに活用したいアドラー心理学とは?
「先輩の考え方が合わない」「同僚といると疲れる」「後輩に腹が立つ」このように職場では合わない人とも一緒に仕事を進めていかなくてはいけません。
しかし、毎日積み重ねると本当にストレスが溜まりますよね?
そこでこの記事では職場の人と合わないときの改善方法を紹介します。
職場で合わない人間関係
会社を辞める理由の上位に入るのが「人間関係」と言われています。
特に女性の方では人間関係が原因で辞める方は多く、厚生労働省のデータではなんと21%もの人が人間関係が理由で仕事を辞めています。
参考:厚生労働省「仕事をやめた者の退職理由」
このように人間関係は人によって強いストレスであることが分かります。
嫌いな人と一緒に仕事をすると、胃が痛くなったり体調が悪くなります…
見習い
人間関係の悩みには、アドラー心理学が参考になります
吉良先生
アドラーの教え
心理学の三大巨頭といえば「フロイト」「ユング」「アドラー」の3人です。
その一人のアドラーはカウンセリングも多く行っており、人間関係についてさまざまな講演も行ってきました。
アドラーの有名な言葉には『人間の悩みは全て人間関係』と言われています。
そして、人間関係として4つの要素を解説しています。
- 自分
- 相手
- 関係
- 環境
職場で人間関係をよくするために
自分
人間関係の要素の中でも最も改善しやすいのは「自分」です。
方法はいくつもありますが、かんたんなのは以下のように考え方を直すことです。
- 上司が怒鳴るのはうまく説明できなくてイライラしているだけ
- 自分のミスが続くのは今だけ
- あの人から嫌われていると思っているけど、そうじゃないかもしれない
- よく比較されるけど、自分の中で成長すればきっと逆転する
相手
相手は変えれるようで実は最も変えれない要素です。
- もっと優しくしてくれたらいいのに
- 公平に評価してほしい
- 上司の教え方が分かりにくい
- 自分を理解してほしい
多くの人は「相手」にこうしてほしいと期待をしますが、実際に相手を変えることはかなり難しいことです。
吉良先生
関係
職場で言う関係とは「上司と部下」というような服従関係を言います。
この関係を変えるにはあなたが出世をするか、上司が降格するなど自分の力だけではなかなか難しいものでもあります。
環境
4大要素の最後になるのが環境です。
これは最もシンプルな方法は「転職」です。
今の職場の環境、人間関係、仕事内容や自分のポジションなど、転職をすれば一気に変わることができます。
アドラーの名言
『勇気づけの心理学』とも言われるアドラー心理学ですが、その中でも特に好きな言葉が以下の言葉です。
自分の人生を切り開くのは自分自身であり、まさに自分が主人公であると言われています。
ゲームやアニメのように自分が主人公であると考えると、何だかいろんな道を作れそうな気がしますよね?
「現状維持」の心理から多くの人は今の仕事を続けようとしますが、人間関係が本当に合わないときは環境を変えることで人生を創ることができます。
まとめ
この記事では職場の人と合わないときの改善方法についてお話しました。
筆者も実はこれまで何度も転職をした経験をしています。
会社によって「怒鳴る会社」もあれば「温厚な社風」という会社もあります。
転職することで自身の評価が上がったり新しい素質に気づくこともありました。
なので、この記事を読んでいるあなたも仕事を変えることで人生の見え方が変わります。
一度しかない人生、主人公はまさに自分自身です。今からでも新しい人生を創り始めましょう。