「退職させてください」と上司に言いにくいときの言葉と伝え方
退職するとき誰でも悩むのが上司に伝える言葉。
間違った言葉や伝える順番をすると、退職するまでの自分の居場所が悪くなってしまいます。
そこでこの記事では退職時に上司に伝える言葉やタイミング、退職理由などをお伝えします。
目次
「退職させてください」は誰でも言いにくい
退職させてくださいって本当に言いにくいですよね?
転職する人はみんな通っている道とはいえ、僕も何度転職してもこの日は嫌いです。
しかし、あなたがもう退職すると決めたのであれば、ここは避けては通れない道です。
会社に迷惑をかけるは間違い
最近では多くの人が会社に迷惑をかける罪悪感で上司に言いにくいと感じています。
僕もその一人で、今まで教えてもらった先輩に悪いと思う罪悪感や、会社に迷惑をかけてしまうと恐れていました。
しかし、あなたが今退職したいと感がているのであればそんなことを考えている場合ではありません。
それに、悲しい現実ですが「自分がいなければ会社が回らない」と思っていても、実際はうまくいきます。
空いた穴は誰かがカバー
過去にこんな状況を体験しました。
- 一つの部署の4人中3人が退職
- 会社の各となる部署
- 他の部署からの助っ人が難しい部署
- 10年以上支えてきた課長も退職
当時の僕は会社が壊滅すると思っていましたが、実際には意外と会社は普通通り回りました。
やはり社員の退職直後は会社もトラブル続きでしたが、他の部署からの人事異動や会社の組織変更などの対策が行われて、普通通り会社は動きます。
もちろん以前と同じにはなりませんでしたが、今まで10年とか会社を支えてきた中心人物が抜けた割には大きな変動はありませんでした。
また、引継ぎとかが難しい設計者の退職でも必ず誰かがカバーします。
なので、あなたが思っているほど会社が一気に傾くということはありません。
退職の意志の言葉と伝え方
上司に退職を伝えるという、退職時に決して避けては通れない道。
ではおすすめの言葉と伝え方はどうなのか。
僕も複数の転職を経験してきたのですが、行きついた答えはシンプルです。
対面で直接伝える
メールで伝えるのはNGです。
退職という重要事項をメールで伝えることは、上司はかなりの嫌悪感をもちます。
なので、やはり退職を伝えるときは直接伝えるようにしましょう。
おすすめの言葉
最初に上司に伝える言葉は「大事な話があります」のようないたってシンプルな言葉です。
結構この一言で上司は退職を予知します。
※「相談があります」から始めると引きとめられたり意思が固まっていないと思われるので、この言葉は使わないようにしましょう。
そして、上司に話す最初の言葉は
「退職させてください」や「会社を辞めさせてください」のように最初に結論を言いましょう。
言いにくいからと言って違う話をしていると、上司はせっかく時間を取ったのに何を言いたいのか分からないとイライラしてくるようになります。
さらに退職者にとって悩む退職理由。ここはさらに重要となります。
上司に伝える退職理由は?
前向きな言葉を言う
おすすめな言葉は「やりたい仕事がる」とか「〇〇の業種をやりたい」というように前向きな言葉です。
ネガティブな言葉は「それじゃ他の会社でも通用しない」というように腹立つ言葉が返ってきますが、前向きな言葉は否定されにくいです。
場合によっては上司に部署異動を提案されるので、部署異動じゃなく違う職場で本格的にやりたいというように、強い決意を見せましょう。
私なら給料が低いからって言いたいです・・・
春川
正直すぎると円満退職ができなくなります
吉良
上司と関係を悪くするNG言葉
以下のような言葉はNGです。
- 給料に不満
- 人間関係が嫌だ
- 残業が嫌だ
- 仕事にストレスを感じている
本音はこういう理由が多いでしょう。
しかし、このような退職理由は上司の攻撃に火をつけます。
給料に不満 → じゃぁ残業を増やそうか?
人間関係 → この会社でだめならどこ行ってもだめだ
残業が嫌だ → 残業を減らすからここに残るか?
仕事にストレス → 説教が待ってます
あまり正直に言うと、上司の反感やブラックな言葉を言われて精神をやられます。
なので、退職理由はなるべく会社の不満を言わないことをおすすめします。
退職をいつ上司に言う?
調べてみると法律的には2週間前であればOKということです。
僕の経験では言ったその日が退職日となったこともありますけど、そのときは有給消化もなく支給されることもなくて損をしました。
退職を上司に伝えるのは一般的には1カ月前程度が妥当です。
しかし、会社の就業規則は一度目を通しておきましょう。
会社の規則よりも民法の2週間の方が効力が大きいらしいですが、普通の人がそんな正論を言うには勇気がいりますよね?
また、最低限の業務引継ぎや新人採用などもあるので、やはり2週間前よりも1カ月前の方が妥当とも考えられます。
退職は転職先を決めてから
会社を辞めたいという思いが強すぎて、転職活動をする前に退職する人が多いです。
しかし、僕の経験上でも辞めてから仕事を探すと次の転職先にも失敗します。
無料でプロに相談できる転職エージェントは個人情報保護にも気を遣ってくれてますし、面談をしなくても電話でも相談に乗ってくれます。
なので在職中に転職エージェントに登録し、転職先が決まってから上司に伝えるのが望ましいです。
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退職を伝える順番
理想の順番としては
「配偶者」→「家族」→「上司」→「同僚」です。
一番気を付けてほしいのは上司より先に同僚に先に伝えないことです。
どんなに仲の良い同僚でも、退職などの大事な情報って漏れてしまいます。
気付かないうちに自分の退職が広まるのは怖いし、何より上司に先に情報がいってしますと退職を言いにくくなります。
なので、円満に退職するためにも上司に伝える前に同僚に伝えないようにしましょう。
退職を上司に引き留められた場合・・・
退職を伝えたときに引き留められるのってちょっと嬉しいですよね?
もうちょっとこの会社にいようかと思ってしまいますよね
春川
それってすごく危険だよ
吉良
引き留められて残るデメリット
上司に言われて会社に残った経験がありますが、これってかなり居心地悪いです。
上司は退職報告したことをいちいち言ってくるわけではありませんが、やはり言った本人が一番胸にひっかかりを思えます。
それに、場合によっては一部の同僚にもバレてしまうこともあります。
そういった少しずつのひび割れが、結局あとで「退職したい」と考えるようになってしまいます。
上司が引き留める理由
あなたが退職すると、会社にはある程度支障がでます。
しかし、上司があなたは引き留める理由って「あなたがいなくなるのが困る」という理由だけではありません。
■また最初から新人に教えないといけない
■一時的に会社の流れが変わる
あなたのことを思って引き留めているようでも、実際のところは上司は自分のことを考えていたりします。
あなたの人生はあなたが決める権利がある
転職をする年齢は早い方がいいです。
これは世間一般的にも言われていることですが、会社は年齢が若い人を採用することで、将来性を期待されます。
30歳でも今では転職として若い方と言われいたりしますが、ライバルが多いときはやはり若い方が有利です。
なので、今退職を迷って数年後とかに待つぐらいなら、早めに転職した方があなたのためになります。
会社は社員の人生をフォローしてくれることはないので、自分の道は自分で開かなければいけません。
まとめ
この記事では「退職させてください」と上司に言いにくいときの言葉と伝え方
についてお話しました。
上司に言いくくても、そこで悩んで立ち止まるのはもったいないです。
会社はあなたの人生を最後までフォローしてくれるわけではないので、心を決めてはっきり伝えましょう。
- メールではなく直接伝える
- 会社を辞めさせてくださいと結論から言う
- 退職理由は前向きな言葉
- ネガティブな言葉はNG
- 同僚に伝える前に上司に伝える
ここまでいろいろとお伝えしましたが、いざ言ってみるとすぐ終わります。
それに、僕の経験でも自分が思ってたよりあっさり報告が終わったというのがほとんどです。
終わってみると悩んでた時間がもったいなかったと思うぐらいなので、思い切って上司に退職を伝えましょう。
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