イエスバット法の意味と状況別の使い方
人の意見に反論したいときや否定したいとき、相手の気分をなるべく害せずに行う方法としてイエスバット法があります。
これは仕事や生活など多くの場面で活用できます。
そこで今回はイエスバット法の意味と使い方についてお伝えしていきます。
【イエスバット法の活用】
言葉の順番を少し変えるだけで相手とのコミュニケーションがUPする
イエスバット法ってなに?
イエスバット法とは、相手の発言に対して最初は「はい」と賛成(Yes)し、そのあとに反論(but)することです。例えば家族に
「あとでマックに一緒に買いに行こう」
などお願いしたときに、
などと言われるとムッとなりますよね?
もし自分が他の物を食べたかったとしても、ほんの少し変えるだけでスムーズに切り替えることができます。
イエスバット法の使い方【仕事編】
後輩への指導・アドバイス
仕事場でイエスバット法は有効です。
例えば後輩の仕事内容が遅いなと感じた時、最初から内容を切り出すのではなく以下のようにワンクッション置くことで話を聞いてくれやすくなります。
ただこうやった手順でやるともっと早くすることができるよ
後輩にもプライドの高い人は多いですし、上司や先輩をあまり尊敬していない人もいます。そういう人は仕事はできても素直に聞けない特長があるため、イエスバット法が有効です。
吉良
会議での提案
会議で意見を言えることはよくありますが、自身の経験でも大体会議は否定や却下されやすい場所です。
例えば「電動ドライバーを導入してほしい」という要望をだしても、「手で絞めればいい」とか「お金がもったいない」などと反論されます。
しかしここでイエスバット法を使用し、
このように最初にイエスを使った後に説明すると話を聞いてくれやすくなります。
イエスバット法の使い方【生活編】
次はプライベートによる生活編です。
仕事以外にもイエスバット法は便利なので、参考にしましょう。
食べ物の意見が分かれた時
もしあなたがラーメンを食べたかった時、奥さんや子供がお寿司を食べたいと言ったとします。
そんなときはいきなり否定するのではなく、
などと相手の意見も尊重し、後日に約束することで変更しやすくなります。
家事を頼まれたとき
家事って一方的に頼まれると不満をもったりストレスになりますよね?
つい断ると喧嘩になったりしますし、関係性が少し悪化したりします。
そんなときもイエスバット法を使いましょう。
このように了承したうえで要望を言うと聞いてくれますし、自分にとっても楽しみがあるのでモチベーションが上がります。
まとめ
この記事ではイエスバット法の意味と使い方についてお話しました。
人は「自分の話を聞いてほしい」という心理が強いと言われていますので、最初に否定をされると嫌悪感や警戒心を強く生み出します。
逆に言えば最初に相手の意見に賛成することでこちらの要望もスムーズに聞いてくれるようになります。
なので、是非イエスバット法を活用して良いコミュニケーションを取っていきましょう。
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