人生や仕事に迷ったときに救われるたった3つの考え方
人生において「自分を信じることができない」「これから何を目標にすれば分からない」などと迷いが生じることがあるでしょう。
いざ自分がその状況になると客観的な考え方が難しくなります。そこで、この記事では迷いを無くすためのシンプルな3つの考え方と実践的な方法を紹介しますので、是非参考にしましょう。
人生の迷い
ベストセラーとなった「ストレスフリー」の著者樺沢紫苑先生には、「人間関係」や「プライベート」「健康」「仕事」など多くの相談が毎日くると言われます。
例えば以下のような悩みはないでしょうか?
- 自分の方が頑張っているのに給料が上がらない
- いつも悪意のある言葉を言われる
- 転職するべきか。それとも我慢するのか
- 「今」何からすればいいか分からない
うつ病患者が100万人を超える時代となった現代では、いつ自分がうつ病になってもおかしくありません。このまま放置するのは精神疾患を抱えるリスクが高まるので、悩みや迷いを減らすことが必要となります。
人生を変えるシンプルな考え方
これまで多くの書籍を読んでは実践してきましたが、人生の考え方を変えるにはたった3つの考え方で全く変わります。
それは以下の3つです。
- 人の役に立つ
- 自分に自信を持つ
- 人生を楽しむ
人の役に立つ
誰かのために何かをすること、つまり『他者貢献』はアドラー心理学で人間の喜びと言われています。
アドラーってすごいんですか?
見習い
フロイト・ユングと並んで「心理学の3大巨頭」と呼ばれる人物です。良好な人間関係を築くための優れた理論や心理療法を打ち立てています。
吉良先生
他者貢献は孤独感を減らしますし、自分の価値を高める、幸せな気持ちになれる、返報性の原理によって相手からも好意をお返ししてもらえるなどメリットだらけです。
人の役に立つ方法が思い浮かばない場合は、「ジュースを1本おごる」というような些細なことからでもOKです。
自分に自信を持つ
後悔しない人は「自分に自信を持っている人」と言われます。
例えば間違った決断をして失敗しても、「あのときの自分には最も良い判断だと考えていたんだから仕方がない」「失敗は経験だから、自分は学ぶことができた」などとポジティブです。
「失敗するかもしれないからやめておこう」よりも、失敗した方が学べると考えた方が人生に迷いが減ります。
30万人以上が読んでいる岩瀬大輔さんの著書「入社1年目の教科書」では、『50点でいいから早く仕事を提出する』と提唱しています。100点の答えを求めて悩むより、早く提出してダメ出ししてもらった方が成長します。
人生を楽しむ
最も大切なのは『今』を楽しめるかどうかです。
そうは言ってもつらいときはつらいです…
見習い
「セルフトーク」と呼ばれる心理テクニックを利用します。例えば「もうすぐ壁を乗り越えるから楽しい」「最高だ」「きっとうまくいく」などとポジティブな言葉を発言すると、不思議と本当にポジティブな考えを持つようになります。
吉良先生
よく不安なことや悪口を言葉に出しますが、これはさらにネガティブな考えにしてしまう効果があります。
ストレス発散として口に出すのであれば「同じ愚痴は1回だけ」と心に決め、そのあとは前向きな言葉を意識して言葉にしましょう。
経済的に苦しくても、人生に迷っていても、楽しいと何度も声に出せば不思議とポジティブになれます。
迷いを無くす実践的な行動
ここからはさらに具体的な解決方法を紹介していきます。
人生の迷いはなかなか引きずってしまうことも多々ありますが、実践してみると考え方がだいぶ楽になります。
朝のウォーキング
朝のウォーキングは多くの書籍やyutubeなども紹介されていますが、科学的な根拠もあります。
朝たった20分程度のウォーキングをするだけでもセロトニンが分泌され、幸福感や夜の睡眠の質を高めます。また、脳の活動も活発となるので仕事のパフォーマンスも上がります。
メンタリストのDaiGoさんの動画も参考になります。
他者と比較しない
比較するのは他人ではなく自分です。
例えば「計算は得意」と自信を持つ人でも会社にはもっとすごい人がいる、日本の中で1位ではない。日本一になっても世界にはもっとすごい人がいる。というようにキリがありません。
自分より優れた人と比べる上方比較は自分に自信をなくし、逆に下方比較と呼ばれる「あいつよりは仕事ができる」という考え方は自分が成長しなくなると言われます。
結果、重要な考え方は「昨日の自分より成長した」「1か月前の自分よりスキルが上がった」というように
過去の自分と比較することです。
これにより自己肯定感を高めることができ、自分にも仕事にも自信を持てるようになります。
人の役に立つ
この記事でも紹介したように、他者貢献をすることで自分も幸せになることができます。
誰かの役に方法に正解はありませんが、例として書き出しますので実践しやすいものを行いましょう。
ジュースをおごる | 電車で席をゆずる |
後輩の仕事を手伝う | 飲食店で座ったテーブルを拭いてから出る |
風呂掃除をする | 親に便利なアプリを教える |
奥さんの肩をマッサージ | 妻に一人の時間を作ってあげる |
子供に勉強を教える | 掃除機をかける |
同僚においしいお店の情報を与える | 困っている先輩に声をかける |
募金をする | 人が嫌がる企画を自分がする |
ボランティアの掃除に参加 | 独りぼっちの新人の話し相手になる |
全ての仕事を楽しむ
コピーするだけの雑用でも「この書類はなぜこんなにコピーが必要なのか」「A3サイズにするのはなぜ?」というように意図を考えると全く違います。
著書「入社1年目の教科書」でも「つまらない仕事はない」と提唱されているので、どんな仕事でも楽しむことは可能です。
楽しむと言っても…どうしても嫌で5回も転職を重ねてしまいました
見習い
転職は悪いことではありません。それだけ経験を積めたのはプラスに考えることができます
吉良先生
転職回数が増えた方は「〇〇の仕事は初心者より詳しい」「〇〇の職種は自分には向いていなかった」「複数の会社を経験したから比較できる」「出世する人の共通点が分かる」というように、複数の仕事を経験したから分かることもあります。
実際たった一つの会社しか経験していない人は視野がものすごく狭いため、複数の会社や職種を経験した方はアイデアや発想が生まれやすいのです。
まとめ
この記事では迷いを無くすための3つの考え方と実践的な方法についてお話しました。
大切なのは「人の役に立つ」「自分に自信をもつ」「人生を楽しむ」の3つです。
例え人生に迷ったり仕事をすぐ辞めたいものでも、この3つの考え方があれば前に進むことができます。
今の仕事を続けるのか、新しい未経験の仕事に挑戦するのもどちらも自分で決めることができます。
一度しかない人生、とことん楽しんでいきましょう。