企業研究ってどんな情報を調べるの?
企業研究では基本情報や雇用条件はもちろんのこと、自身の転職活動のために様々な情報を調べます。
そこでこの記事では「企業研究ではどんな情報を調べるのか」という具体的な話をしていきます。
【企業研究の目的】
- 自分に合う企業を見つける
- 採用される確率が上がる
- 転職後スムーズになる
転職活動の目的については前回の記事に詳しく記載しています↓↓
参考:企業研究の目的。そもそも必要なの?
基本情報
まずは基本情報についてお伝えします。
以下でお伝えすることはあまり重要そうに見えなくても、面談などで答えれなかった場合はかなりイメージダウンします。
会社の正式名称
企業の正式名称は絶対に知っておかなければいけません。
それは求人票にも載っているし、そんなに調べなくてもいいんじゃないですか?
春川
会社によっては正式名称ではな略称で書かれていることもあります。応募の際には正式名称を知っておかなくてはいけません。
吉良
企業によっては複数の会社の合併などで名前がよく変わることもあるので、ネットで口コミなどを調べていると古い情報があることもあるので注意しましょう。
社長・役員の名前
社長や取締役の名前は企業の代表となる人物なので調べておきましょう。
過去の面談では社長の名前を聞かれたことはほぼありませんが、ごくたまに入社の意欲を試されて質問されることがあります。
沿革
応募する企業の沿革を知っておくことは自分のためにもなります。
創立してから拠点をどんどん増やしている会社は成長している会社ですし、グローバル化を目指して海外進出を積極的にしている会社もあります。
転勤などがなくても支店や工場などに出張に行く可能性は考えられるので、事前にどんな拠点や営業店舗があるかなども知っておきましょう。
勤務情報
勤務情報では「勤務地」「転勤の有無」「雇用形態」などを調べておきます。
勤務地
自分が通勤できる場所なのか。
車での通勤でない場合は交通機関なども調べる必要があり、車であっても駐車場はあるのかなども調べておきましょう。
転勤の有無
子供のいる家庭においては転勤ってかなり重要です。求人票には「転勤無し」と明記されていることもあるのですが、「転勤できる方歓迎」と記載がある場合は可能性が高いと覚悟しましょう。
実際に大手の有名企業で働いている方の話でも
正社員・派遣・契約社員の確認
歯金社員や契約社員であれば雇用期間の定めがあります。
給料が高くても、契約期間が満了になれば切られる可能性はあります。
もし将来ずっと同じところで働きたいという場合は正社員なのか確認しておきましょう。
待遇
次にお金や休日の面も見ていきましょう。
やはり少ない給料で休みが少ないと人は強いストレスを抱えます。
これらは入社前に調べておく必要があります。
給料(みなし残業)
求人票で提示された給料をよく確認してきましょう。
怖いのは給料が高いと思ってもみなし残業が含まれていることです。
みなし残業とは、ある一定の残業代を込みにした給料制のこと。例えばみなし残業30時間であれば、その月の残業が0時間でも28時間でも残業は同じ。
みなし残業については以下の記事が参考になります↓↓
休日日数
ブラック企業の反対を意味するホワイト企業では、目安として年間113日以上休みがあればホワイト企業と言われています。
113日と言えば毎週2日休み。年末年始やゴールデンウィーク、お盆などで各5日ほど休みをとるとそれくらいの日数になります。
吉良
社会保険
正社員であれば基本的に「雇用保険」「労災保険」「健康保険」「厚生年金保険」にすべて入るようになります。
保険の種類 | 保険の内容 |
雇用保険 | 失業した場合に給付される保険 |
労災保険 | 業務や通勤中に負傷や死亡した際に給付される保険 |
健康保険 | 病気やケガ、治療などを受けるときのための保険 |
厚生年金保険 | 65歳以上からもらえる年金 (年齢や条件など特例有り) |
正社員なのにこれらの保険が加入していない場合は法律違反の可能性もあるので要注意です。
企業情報
企業にとってメインで販売している商品や強みなど、企業の情報も調べましょう。
これらは履歴書や職務系k隷書の志望動機、面談などでも重要です。
メインの商品・シェア数
企業には必ずというぐらいライバル会社が存在します。
分かりやすくパン屋の実例でいうと、県内の有名なパン屋の商品を絶賛し、そのうえで
「御社の〇〇のパンはもっと好きです。」
などとほめると喜ばれます。
同業種のライバルをただ否定するのはよく思われないので、称賛したうえで応募先を褒めるのがコツです。
お店の人気TOP3やメイン商品などは会社のトップたちが開発に深く関わっている場合が多いです。なので必ずチェックしてアピールしましょう。
離職者数
企業によっては毎年どんどん人員募集をしているのに、社員の数は全く変わらないということがあります。
僕が新卒で入社した企業では毎年10人ほど入社していたのに社員が100人ほどでした。
おかしいと思っていたら、過度なペナルティ出勤で毎年ほぼ全員が辞めるというブラック企業でした。
なのでどれくらいの人数が辞めているかという離職率を調べるのも大切です。
採用情報
実は企業のホームページには採用情報があることがあります。
この場合は企業も本気で自社アピールしていますし、多くのことが分かります。
仕事内容
やはり何といっても自分んがどんな仕事をするかを知るのは重要です。
- 製造
- 営業
- 医療
- IT
- 事務・・・
職種を言い出すと100を超えるほどありますが、自分に合う仕事というのは数える程度しかないものです。
特にちゃんとした会社では配属先の部署名や具体的な仕事内容、必要な知識など詳しく記載している企業もあります。
「やるき気が短期であれば年収UP」のように抽象的な言葉しかない企業は危険です。ブラック企業は具体的な仕事内容を隠すというのが有名です。
社員の声
実際の社員の言葉というのはやはり参考になります。
- 企業のホームページ
- 合同面接会
- 口コミサイト
企業のホームページの中でも採用情報というページを見ると「社員の声」という項目があったりします。
顔写真と一緒に経歴なども記載されていたりするので、載っている場合は見てみましょう。
「未経験で成功した人」や「実際にした業務」の話など詳しい話が載っていたりします。
まとめ
この記事では企業研究でどんな情報を調べるかについてお話しました。
企業研究の情報【応募前に情報収集を!】
- 基本情報
- 雇用条件
- 待遇
- 社会保険
- 企業情報
- 採用情報
企業研究ってめんどいようですが重要です。
調べずにいくと面接突破率も下がりますし、自分の希望していない職種に就く可能性があります。
転職成功するためにも情報収集はしっかりしておきましょう。