後輩や部下に好かれるリーダーになるには?
リーダーは他の社員よりも多く働き苦労するのに嫌われることが多いです。
しかし誰でも嫌われたくて仕事をしている人はいません。
では後輩や部下から好かれるリーダーとは一体どういうものなのか。
今回の記事では「誰よりも努力しているのに報われていないリーダー」へ書きました。
部下への思いやり
リーダーや課長など、人の上に立つと初心を忘れることがあります。
自分が新人のときはどうだったか。どういう人に感謝をしていたか。
部下とのコミュニケーションを取るには思いやりの心が大切です。
プレッシャーの緩和
仕事にまだ慣れていない新人や、まだスキルが未熟な後輩は常にプレッシャーに追われています。
- 納期に間に合わない
- 仕事が重なってどれからすればいいか分からない
- 前回ミスしたから連続でのミスは避けたい
- 早くやらないといけない
よく仕事のできる人は「もっと早くできないの?」などと言ってしまいますが、この言葉で早くなることはありません。
具体的なアドバイスや、必要であれば応援など、状況を見て助けることも重要です。
後輩のスキルを認める
毎日仕事をしていると、「部下がいつの間にかこの仕事もできるようになっているなぁ」と思うことはありませんか?
そういうときは是非口に出して褒めてあげてください。
褒めるのが苦手な場合は「そろそろこの仕事もできそうだから任せてみようか」などと言ってみてください。
部下のモチベーションが上がり、認めてくれたという自尊心からあなたに対する敬意も増えます。
依頼は早めに守る
部下や後輩からお願いされた仕事は早めにこなしましょう。
たったそれだけでもかなりの好印象になります。
もちろん状況に応じて優先する仕事があるとは思いますが、「明日まで」と言われて次の日ぎりぎりにするのはNGです。
これは自分が逆に頼んだ仕事をぎりぎりに渡されても嫌ですよね?
部下の場合は特に、忙しいリーダーに仕事をお願いしにくいという感情をもっていますので、本当は早くしてほしくても遠慮することがあります。
そして、
という人は後輩や部下から好かれ、感謝されます。
人の悪口は絶対だめ
人の上になる立場になったら、部下の前では絶対に悪口を言わないでください。
聞いた人はいい気持ちがしないのは当然ですが、
「もしかしたら自分お悪口も言われているかもしれない」という誤解を生みます。
リーダーとなれば、悪口は極力言わないようにしましょう。
部下への決断力
部下から判断を迫られたら断言してください。
リーダーの決断力は周りからの信用や、メンバーの統率力に大きな影響を与えます。
相談されるときは自分も分からないということは多々あると思いますが、一番だめパターンは「え~と・・・としばらく止まったあと、たぶんこうしたらいいかなぁ」という中途半端な答えです。
頼りないリーダーは、積み重なるとメンバーのバランスも崩します。
決断したら意思を持って言い切ることを意識し、分からないときは「確認するから後で連絡する」と答えましょう。
リーダーとしての責任
続いて責任感の面でもお話します。
リーダーや役職を持つと、今までとは違って自分がミスをしていない業務も責任を負う立場になります。
ある程度は部下にも責任を取ってもらって対処してもらう必要ありますが、リーダーが無関心なのは問題です。
トラブルの対応
ミスや客先とのトラブルがあったとき、リーダーであれば積極的に状況を聞きましょう。
部下や後輩より経験のあるリーダーは、トラブルへの対処法も優れていることがほとんどです。
簡単なトラブルであれば任せておいていいのですが、部下が対処できないと思った場合は助けてあげてください。
あなたにとっては日常のトラブルでも、後輩にとってはかなりプレッシャーになっている場合もあります。
そして、困っているときに助けることで「いつかリーダーに恩返ししたい」と思われるようになります。
重要な業務のサポート
重要な業務の前は必ず目を通してあげてください。
「言うの忘れてた」や「こうすればよかったのに」と後から言うと損害が大きく、あなたの威厳も失います。
かんたんな業務であればそのままOKを出せても、重要な案件であれば手直しをしなければならないことも多いと思います。
場合によっては何時間や数日分と遅れることもあるので、そのような場合は先に見てアドバイスをしてあげましょう。
このような積み重ねが協調性を高め。チームとしてもいい方向へ向かいます。
部下への的確な指示
部下を持つ立場になれば指示する機会が増えます。
最初はうまくいかないものであり、徐々に身についていきます。
ただ、指示をする場合には以下の点に注意することでリーダーとしての敬意を持たれます。
優先順位をリーダーが指示
部下にとってできる仕事の量は限られています。
しかし、どうしても会社員であれば至急の仕事が重なったり、納期に影響がでそうな案件もでます。
そういった場合はリーダーが他の部署と連携し、納期調整できるものは対応してもらい、それでもうまくいかないものは優先順位を決めましょう。
上に立つ人は他の部署とやり取することが多いので、どれが本当に必要なのかも部下より詳しいです。
なので、的確に優先順位を示すことで業務がスムーズに回るようになります。
残業指示
よくあるのが
という姿勢を持っているのに
という事例。
これは後輩や部下からかなりの確率で嫌われます。
本音としては自分で判断して、今回は言われなくても残業してと思うところでしょう。
ですが、あなたの考えがみんな同じとは限りません。
今後くる仕事の量や、今の仕事にかかる時間の目安など、どうしても部下よりもリーダー方が優れています。
毎日でなくてもかまいませんが、定時で帰る日が続いたときに残業がいる場合はきっちりと指示してあげましょう。
部下の能力を引き出す
今回の記事では的確な指示やサポートをお伝えしましたが、注意点があります。
それは、部下や後輩の能力を見極めることです。
サポートが必要な場合はしてあげることをおすすめしますが、最初から全部指示するのもNGです。
みんな自分なりの効率化や考えを持っているので、なるべくは任せるということも必要です。
アドバイスをするか任せるかの判断は難しいですが、業務の支障や部下に過度なストレスがかからない場合は見守ってあげましょう。
間違い理由と共に叱る
実際に人の上に立つと、正しく叱るというのが難しいです。
一番いけないのはただ怒鳴るだけ。
これでは誰もついてきません。
また、部下が教えた基本を守らずにミスを連発するのも問題です。
ミスの中には仕方がないというものもありますが、手順さえ守れば起きないミスもあります。
よくあるのが
- 面倒だからやらない
- 自信があるからチェックしない
- こっちの方が早いから
- そもそも理解してない
間違ったやり方で仕事をしている場合は、理由と共に叱ってあげてください。
不思議なことに、叱られる場合も理由や筋が通っている場合は素直に反省するものです。
まとめ
この記事では後輩や部下に好かれるリーダーになる方法についてお話しました。
思いやりや決断力など、知っていることが多かったかもしれません。
しかし、現在リーダーとして悩んでいるのであれば何か問題があるはずです。
最初はほとんどの人がうまくいかず、部下からも信用されないものです。
しかし、日々思いやりを持って的確な指示を積みさねることで、多くの方から信頼されて好かれるリーダーになります。
- 思いやりを持つ
- 決断力
- リーダーとしての責任を持つ
- 的確な指示
後輩や部下から信頼のあるリーダーは業務もスムーズにいきます。
積み重なると自然と好かれるリーダーになりますので、少しずつ改善していきましょう。
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