最低限チェックしておきたいブラック企業の見分け方
転職する際にブラック企業見分けるスキルは必須です。
絶対に防げるということはなくても、ブラック企業にあたるリスクを減らすことはできます。
そこでこの記事では「求人票」「口コミサイト」「事前にチェックすること」「転職のプロをうまく使う」という4つの点でブラック企業の見分け方を解説します。
次こそは絶対にブラック企業から脱出するためにも必ず最後まで目を通しましょう。
求人票で見分ける
一番の基本は求人票です。
数ある求人票を見てもブラック企業がどれかってわかりにくいですよね?
しかし、現在ではブラック企業の特徴や共通点があると言われています。
給料の幅をチェック
最低額と最高額の給料の幅が多きすぎるのは要注意です。
専門の資格があるから給料を待遇するのであればいいのですが、
ここで怖いのは「歩合制」です。
社員に厳しいノルマを課せられ、達成できなければ減給。結果を出せたら高い給料という場合があります。
世間で言われるブラック企業の特徴や会社を辞める理由のトップ10に「厳しいノルマ」はランクインされるものなので、厳しいノルマがある会社はおすすめしません。
みなし残業は要注意
「月〇〇時間の残業含む」
こういう文章のある企業はブラック企業の危険が高いです。
僕は過去に月40時間のみなし残業がある企業で働きましたが、これはかなりのブラック企業でした。
月40時間の残業含むということは、仕事がない月も定時で帰れません。
それどころか僕は月100時間の残業や朝8時から夜2時までの残業というのも経験してきました。
みなし残業を含む会社は給料を年俸制にしているのをよく見かけるので求人票をよく見ましょう。
抽象的なアピール
ブラック企業の共通点といえば「具体的な業務を隠す」というのが有名です。
「やればできる」
「夢のある仕事」
「頑張れば若くても昇格」
こんなフレーズばかりで「どんな業務かわからない」という会社は受けない方がいいです。
え!?そういうのついつい惹かれるのに・・・
春川
ブラック企業がよくやるやつだよ
吉良
常に求人募集はブラック
常に人員募集している会社は「会社が成長している」という理由とは限りません。
どちらかというと
「すぐに辞めるから常に人が足りない」
「人が入ってもしばらくは遅くまで残業してもらう」
「どうせほとんど辞めるから大量に募集する」
なんてことが多いです。
僕の体験談でいうと従業員100人なのに毎年8人募集。なのに全然従業員数が増えていないということがありました。
実情はみんな1年もたたずに辞めていくんです。
口コミサイトでブラックチェック
求人票の次は口コミサイト見分けましょう。
口コミサイトって?
ネット社会である現在は便利な口コミサイトがあります。
以下の3つのサイトが口コミサイトとして有名なので、一度目を通しておきましょう。
ただし口コミサイトは完全ではありません。
■マイナスのことばかり言う人もいる
■有名な企業でなければ口コミ数は少ない
■部署が違えば全然参考にならないこともある
あくまで参考程度にしましょう。
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「〇〇ブラック企業」で検索
ブラック企業であれば検索すればすぐにでてきます。
調べるのって数分でできてしまうので、応募前に必ず検索しておきましょう。
たまに受けようと思った会社が大量にでてきたりします。
四季報でチェック
有名な転職サイトでは四季報で離職率などが分かると書いていました。
ただ僕が見た感じではどこに離職率が書いているのか分からないし、文字ばかりで分かりにいです。
しかし会社が今後成長する見込みがあるかなど多くの観点で書かれていたので、分析が得意な方は本屋で見てみましょう。
事前に企業でチェックすること
あなたが受けようと思う会社に事前に行ける場合は直接行くことをおすすめします。
これだけでも最低限の見分け方はできます。
開店時と閉店時に視察
パン屋さんなどであれば朝の開店時と夜の閉店時に行ってみてください。
「まったく同じ人がいる」
という光景に気付きます(笑)
僕が見てきた会社では、いつも朝5時半から夜20時までは必ずいて、残業代もでないというブラック企業がありました。
個人が運営している店などは特に注意です。
清潔さはあるのか
一番わかりやすいのはトイレです。
一般的に言われるように、トイレが汚い会社で良い会社はありません。
そうは言っても事前に面接場所のトイレをチェックって難しいですよね?
そういう場合は事前に会社の玄関を見てみましょう。
社長や役員が会社の玄関を気にしない会社は中身や社員も大切にしていません。
休日に行ってみる
製造業などであれば土日が休日のことが多いです。
休みのはずの土日に社員の車が大量に停まっていれば、休日出勤が当たり前にされているということが分かります。
これは残業時間行ってみて「どれくらいの人数がいつまで残業しているか」もチェックすることができます。
面接時に最終チェック
いよいよ面接。
面接時ってかなり緊張しますが、できればブラック企業の特徴にあてはまらないか見分けましょう。
具体的な話はあるのか
「あなたの業務は〇〇をする予定です。」
「このようなの能力が必要になりますが大丈夫ですか?」
「残業は〇〇時間ぐらいです。」
こんなふうに具体的なことを面接で言ってもらえればOKです。
しかし、全く具体的なことを言わない会社は危険です。
具体的な話がないのは不合格フラグとしても有名ですが、それよりもブラック企業は仕事の話をしたがらないという特徴があるので注意しましょう。
質問をする
最終的に「何か質問はありますか?」
ということが一般にはあります。
もし面接時にあなたの業務が具体的に示されなければ、ここは積極的に聞いてください。
また、100時間残業などが苦しくて転職を目指しているのであれば「残業はどれくらいですか?」と聞いてください。
僕が面接に受かった会社は「残業がどれくらいか」というのを毎回質問してきたので、残業時間を質問したから落とされるということは少ないです。
面接官の態度
明らかに「不愛想な面接官」というのはブラック企業の可能性が高いです。
基本的には会社は採用する気がなくても会社のイメージを落とさないためにプラスのイメージにしようとします。
それなのに「この会社では働きたくない」と思うような面接官は問題です。
しかも面接官はあなたの直属の上司になることが多いので、明らかに態度の悪い面接官はパワハラをする上司になる可能性が高いです。
転職のプロをうまく使う
一番のおすすめは転職エージェントを複数利用することです。
転職エージェントは企業から紹介料をもらって運営しているので、僕たち一般人は無料で利用することができます。
転職エージェントは「履歴書のチェック」や「あなたに合った転職先を紹介」「非公開求人の案内」などメリットが大きいです。
さらに、僕が複数利用というのは理由があります。
おすすめはリクルートエージェント
転職エージェントの大手といえばリクルートやマイナビなどがあります。
多くの転職エージェントを利用しましたが、結論を言うと一番頼りにさせて頂いたのがリクルートエージェントです。
求人の量、サポートの質、職種へのアドバイスなどとても参考になりました。
まとめ
この記事では最低限チェックしておきたいブラック企業の見分け方についてお話しました。
冒頭でもお話しましたが、ブラック企業を絶対防げるという保証はありませんがリスクを減らすことは可能です。
求人票や口コミサイト、転職エージェントを複数利用などでブラック企業を見分けましょう。
- 求人票で見分ける
- 口コミサイトをチェック
- 企業へ直接視察
- 複数の転職エージェントを利用
やっぱり転職者にとって「もう二度とブラック企業へ行きたくない」という想いは強いです。
なので、できる対策は実践してきましょう。