3年で転職を繰り返す自分を卒業するためには?
ずっとこの仕事を続けようと入社しても、気づけば複数の会社を3年以内に退職。
誰もが転職を繰り返したくないと思いつつも、どうしても合わなくて3年以内に転職を繰り返すことってありますよね。
そこでこの記事では、転職を繰り返してしまう原因や対策についてお話します。
【転職について】
転職は必ず悪いことではない。ただし繰り返すならば原因と対策が必要
3年以内に転職する人は多い
厚生労働省のデータによると、中卒であれば6割以上、高卒でも約4割の人が入社3年目に退職していることが分かっています。
新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況
中卒(%) | 高卒(%) | 大卒(%) | |
平成25年 | 63.7 | 40.9 | 31.9 |
平成26年 | 67.7 | 40.8 | 32.2 |
平成27年 | 64.1 | 39.3 | 31.8 |
平成28年 | 62.4 | 39.2 | 32 |
平成29年 | 50.9 | 29.4 | 22.9 |
多くの人が入社3年目に退職という経験をしていますが、転職を繰り返す場合には複数のデメリットがあります。
3年で転職を繰り返すデメリット
面接で突っ込まれる
転職回数が4回、5回と増えていくと、どうしても履歴書の職歴欄が増えてしまいます。
面接官からすると退職理由を聞くのは当然であり、「転職を繰り返している自分をどう思っていますか?」とストレートに聞く方もいました。
何度も新しいことを覚える必要
同業種であってもその会社によって方針や手順は大きく変わります。
もちろん未経験であれば最初から覚えることになるために、転職をすればそのたびにイチから覚えなおさなければいけません。
特に最初の1年目、2年目は多くの壁にぶつかるものなので、、強いストレスに合ってしまいます。
自分への自信がなくなる
繰り返して転職する一番のデメリットは『自分への自信』を失うことです。
自分の中で退職理由をどんなに正当化しても、やはり何度も繰り返していけば「自分はだめな人間なのか」と落ち込むことがあります。
このように失った自信は普段の言動でも表れますので、面接のときにも無意識にでてしまいます。
転職を繰り返す原因
転職は新しい視野を広げることができるため、必ずしも悪いことではありません。
しかし、先ほどのようなデメリットを考えるとあまり転職を繰り返したくないという人がほとんどです。
もうこれ以上転職を繰り返さないようにするには、一度原因を追究する必要があります。
自分に合わない会社を選んでいる
一般的に転職理由の上位に占めるのは以下の内容です。
- 仕事内容が合わない
- 人間関係が合わない
- 給料・待遇が悪い
- 社風や考え方が合わない
自分が求める条件があいまい
次の仕事を探すとき、どのような条件で探してますか?
「休日が120日以上」「自分のスキルが活かせる」「職場が近い」「従業員100人以上」「職種が〇〇」「未経験OK」「人間関係が穏やか」「飲み会や社員旅行がない」というように理想を言うとどんどんでてきます。
しかし、本当の理想を言い出すとそんな会社はほとんど実在しませんし、あったとしてもかなり強いライバルが大勢いて難しい会社になります。
本来であれば「これだけは絶対譲れない」という条件を明確にしておくべきですが、それがないと仕事を探すのも苦労します。
人間関係がうまくいかない
退職理由の本音としてかなり多いのが人間関係です。
給料面などはある程度我慢できる人が多いのですが、人間関係がこじれると急に辞める人も多いと言われます。
どの会社にも合わない人がいるとは思いますが、相性が悪すぎると自分の体調にも影響を及ぼします。
転職を繰り返さないためには?
ここまで転職を繰り返す原因をお話しましたが、大切なのは今後どう改善するかです。
あまり難しく考えず、できることから一つずつしていきましょう。
自己分析をしっかりしておく
転職活動の最初は自己分析が必要です。
「自分が好きなこと」「得意なこと」「嫌いなこと」「苦手なこと」をそれぞれ20個ほど書き出します。
これ以上思い浮かばないというときに意外な自分を見つけ出すことができるものなので、必ず行いましょ言う。
この書き出しが終わると自分の仕事に関する価値観が何となく見えてきますので、次は会社に求める絶対条件を3つに絞って書き出します。
自分での自己分析が苦手な方は、リクナビNEXTの診断ツールを使って自分の強みを知ることもおすすめです。
吉良
リクナビNEXTには以下の記事が参考になります。
企業をしっかりと調査
求人票を見ても会社の社風や詳しい内容は分かりません。
業務内容と給料面だけを見て応募をすると、自分では考えていなかった失敗なども引き起こします。
こういったミスマッチを防ぐためにも、様々な方法を使って企業研究を行うことが必要です。
求人票以外の企業研究の方法は以下の記事がおすすめです。
転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、無料でプロのアドバイザーが転職のサポートをしてくれます。
ハローワークは国からお金をもらって運営していますが、転職エージェントは企業から紹介料をもらって運営をしているため、アドバイザーの質や求人の案件もハローワークよりも高い場合が多いです。
特に転職成功実績No1のリクルートエージェントでは職種相談も親身に答えてくれますし、ハローワークで見れない非公開求人がほとんどなので是非おすすめです。
まとめ
この記事では転職を繰り返してしまう原因や対策についてお話しました。
筆者もこれまで多くの転職を繰り返し、面接でも嫌な質問を多く体験してきました。
面接落ちを繰り返していると自分に自信を失いますし、やる気やモチベーションも下がります。
しかし、地道に何度も応募と対策をすることで必ず採用してくれる会社があると体験しています。
この記事を読んでいるあなたも、次は自分に合う会社に出会えるよう、願っています。