求人票で必ずチェックしておきたい5つのポイント
ハローワークなどで普段目にする求人票。一見どれも同じように見えてしまうものですが、見方を変えると得られる情報は多いものです。
そこでこの記事では応募前に必ず見ておきたい求人票のチェックポイントについてお伝えします。
【求人票】
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【1つ目】保険は入っているか
一般的に保険完備といわれる保険は「雇用保険」「労災保険」「健康保険」「厚生年金保険」の4つに加入していることです。
保険の種類 | 保険の内容 |
雇用保険 | 失業した場合に給付される保険 |
労災保険 | 業務や通勤中に負傷や死亡した際に給付される保険 |
健康保険 | 病気やケガ、治療などを受けるときのための保険 |
厚生年金保険 | 65歳以上からもらえる年金 (年齢や条件など特例有り) |
雇用期間などに応じて事業主は加入を義務付けられており、正社員であればほとんどの場合が加入必須となります。
そのため、正社員で加入していないという場合は要注意です。
【2つ目】給料面のチェック
給料は高い方がうれしいものですが、単純に金額だけを見ていればいいものではありません。
特に「みなし残業制度」や「歩合制」などはよく見ておく必要があります。
みなし残業は要注意
求人票の備考欄などにはさりげなく「みなし残業制度有り」とか「みなし残業月30時間含む」などと書かれていたりします。
みなし残業とは、賃金の中にあらかじめ残業代を含む制度。例えばみなし残業30時間であれば、残業は月0時間でも25時間でも給料は同じ。そのため残業30時間などギリギリまでした場合で計算すると基本給が最低賃金のぎりぎりだったりします。
給料を年俸制にしている企業などではよく見かけます。僕も実際に年俸制&みなし残業30時間の企業で働いた経験がありますが、結局毎月30時間以上働いていたのでかなり損をしていました。
詳しくは以下の記事にも書いています。
歩合制か固定給か
あなたが求めるのは「安定」か「高収入」のどちらでしょうか。
営業などでみられる成果に応じて収入を得られる職種は歩合制を採用されています。
この場合は結果を出せば経験年数に関係なく年収UPしますが、逆に結果が出なけれ生活に支障がでる賃金になります。つまりハイリスク・ハイリターンというやつです。
こちらも求人票を見るうえでかなり重要なので必ず見ておきましょう。
【3つ目】雇用形態はどれ?
雇用形態は主に4つあります。
- 正社員
- 契約社員
- 派遣社員
- パート
勤務時間が長くて給料が高いというときでも契約社員ということは多々あります。
契約社員、派遣社員は期間の定めがない契約です。
将来性を考えて安定を求める場合は正社員の募集であるのを確認しましょう。
【4つ目】仕事内容
応募しようと思う仕事内容が自身の希望する仕事内容でしょうか。
仕事内容は誰でも目を通すポイントだとは思いますが、実はブラック企業の特徴がでる場所でもあります。
危険なのは具体的な言葉がほとんどなく、抽象的な言葉しかない事例。
例えば以下のような募集を見たことはないでしょうか?
- やる気があれば入社1年で年収○○万円
- やりがいのある仕事です
- アットホームで先輩が優しく教えてくれます。
- 将来性のある会社です。
ブラック企業というのは具体的な仕事内容を隠すというのが有名です。
吉良
こんな言葉を見るとつい未経験OKって感じで見てしまいます・・・
春川
仕事の内容に補足程度で書かれているのはOKですが、全面的に抽象的な言葉を書く企業は要注意です。
【5つ目】休日日数
誰でも休日は少ないよりも多いほうがいいに決まっています。
求人票で気をつけるのは週休2日と完全週休2日の違いです。
週休2日制では年間で月に1回以上週に2日休みがあれば週休2日です。つまり週に1日しか休みがない日は存在します。
逆に完全週休2日制の場合は毎週常に2日間休みということです。
なので求人票では年間の休日日数を見ていきましょう。
ホワイト企業の目安は113日以上
ホワイト企業の休日日数の目安を調べてみると、年間で113日というのが分かりました。
週に2日休みとしてざっと計算して見ると
月8日休み。年間だと96日。
それに年末年始とゴールデンウィーク、お盆の休みを5日ずついれると111日です。
たしかに年間110日程度あれば一般的には優良企業と言われる数字でしょう。
まとめ
この記事では求人票で必ずチェックしておきたい5つのポイントについてお話しました。
求人票ってどれも同じように見えるものですし、なかなかイメージがつきにくいものです。
しかし、今回のような見方を意識すると普段と違った視点で見ることができます。
求人票のポイント【ブラック企業の見極めを!】
- 加入保険の確認
- 給料面は必須
- 雇用形態で安定性が変わる
- 仕事内容は具体的であること
- 休日日数は113日以上目安
この記事ではあえて未経験や経験者優遇についてはお伝えしませんでした。
未経験の職種に不安を感じる人は多いですが、実際に未経験の職に就く人は多いです。
以下の記事も見てみましょう。