パン屋はブラック企業?愛媛で見てきたつらい実態
パン屋は長時間残業や仕事内容など、「ブラック企業」だと思うことがいくつもありました。
そこで愛媛県のパン屋で実際に働いてみた体験談をお伝えします。
パン屋はブラック企業?
ブラック企業といえば以下のような内容を一般に言われます。
- 給料や手当がつかない
- 長時間の労働
- パワハラ・セクハラ
- 求人票の記載内容が違う
- すぐに人が辞めていく
- 評価基準がしっかりしていない
実際にパン屋で働くと、やはり上記のような特徴が存在しました。
パン屋の残業時間
求人票では朝5時から昼の14時までとなっているのですが、これは全くの嘘でした。
実際には朝の5時半から20時まで。
しかも残業代は一切支給されません。
個人のお店だからかパン屋だからかわかりませんが、タイムカードがありませんでした。
つまり誰がいつまで勤務していたかという証拠は一切残らなく、2時間の残業でも8時間残業しても手当はゼロです。
正社員に昇格無し
当時求人票には正社員募集と記載があったので募集しました。
試用期間は3カ月とあり、面接時にも3カ月超えたら正社員にという説明でした。
しかし、実際に入社して先輩に聞いてみると
という答えでした。
これはどう考えても詐欺じゃないのかと思ったのですが、残業代や待遇など僕もさすがにブラック企業だと気付きました。
正社員のメリットについては以下の記事でお伝えしています。
正社員のメリットとデメリット。派遣のクビ経験も含めて比較します
衛生管理がブラック
僕はパン屋に行く前にケーキ屋さんで働いた経験をもっているのですが、その会社は大手の会社であり衛生管理が徹底されていました。
- 毎日2種類のせっけんで消毒
- 髪の毛がでていないかチェック
- 食品のアルコール消毒の徹底
- 衣服にゴミがついていないかローラーでチェック
僕が働いた個人のパン屋さんではこのような衛生管理は一切ありませんでした。
また、驚いたのはそれだけじゃありません。
落ちたパンも販売
その日に予約があったパンを僕の不注意で落としてしまい、先輩に相談したことがありました。
そこで先輩に普通に言われた言葉は衝撃で、
なんと落としたパンも販売です。
元々は落とした自分が悪いのですが、まさかそれをお客さんに渡すとは思いませんでした。
衛生指導はない
大手ケーキ屋さんでは定期的に安全衛生教育がありました。
しかし、このパン屋さんでは一切ありません。
これって営業法とかどうなんだろうとか今では疑問に思っています。
掃除も適当
仕事が始まる前も後も、これといってきれいに掃除するというのはありませんでした。
身の回りの落ちているものを拾うとかはしますが、とても食品を販売している会社には思えません。
これも個人が経営するパン屋なのかはわかりませんが、やはり清潔にしないといけないんじゃないかと思います。
人が辞めていく
いろんな仕事をして気付いたのですが、常に人員募集している会社はブラック企業の可能性が高いです。
僕が働いたパン屋も常に募集されていたのですが、ネットではブラック企業の特徴の一つでした。
常に募集ってお店が儲けているんじゃないんですか?
春川
入社してもすぐ辞めていくという背景があります。
吉良
いつ見ても求人票に載っている会社というのは、人の辞めていく人が多いという証拠にもなります。
入社しても1週間ほどで辞めてしまうとか、長くても1年したらもういないなど・・・。
常に人員不足という状況はベテランがほぼいなく、社員もストレスがたまって性格も悪くなる傾向があります。
個人経営は危険
今でこそ思うのが個人が運営するお店は危険だということです。
この記事でもお伝えした内容でもありますが、個人のお店というのは以下のような特徴がありました。
- 家族経営で社員が口出すことができない
- タイムカードがない
- 残業代はごまかされる
- 法律違反と思うことも多い
ただ大きい店だからちゃんとしているとは言えませんが、僕の周りの体験談を聞いても個人が経営するお店はブラックな内容が多いです。
なので、やはり転職するときはある程度大きい会社の方がブラック企業にあたる可能性が下がるのかなと感じています。
まとめ
この記事ではパン屋がブラック企業なのかについて体験談からお話しました。
個人的な感想でいうとブラック企業です。
しかし、これは僕が実際に働いた会社であってすべての会社に当てはまるわけではありません。
できることなら入社する前に情報収集し、もし今すでにブラック企業のお店で働いている場合は転職を考えた方がいいと思います。
以下の記事も見てみましょう。